「「猫が」じゃなくて「猫は逃げた」」猫は逃げた bionさんの映画レビュー(感想・評価)
「猫が」じゃなくて「猫は逃げた」
「L」の『愛なのに』がめちゃくちゃ面白かったから、「R」に期待しすぎちゃった。普通に面白いんだけど爆発力が欲しかった。
窓口で「猫が逃げたを1枚ください」といったら「猫は逃げたですね」と確認された。「が」と「は」の違いはなんだろう。「猫が逃げた」とすると、猫が自分の意思で逃げた感じがする。「猫は逃げた」とすると客観的で、とぼけた感じもする。
何気ない会話の蓄積が、4人の関係をほぐしたりくっつけたりしながら、最後は今泉的エンディングで締めくくる。人間のダメな部分にこそ愛する理由がある。
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