牛首村のレビュー・感想・評価
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面白いけどなぁ…
久々にホラーらしいホラーを観たな、と言う印象。
最近ホラーを観に行って「新しいホラー」を目指して失敗してる様な作品ばっかりだったから、この作品は楽しめた。
まぁ、なんていうかな、ホラーならではの意味不明な行動はチラホラあるんだけれどもw
これこそホラーだよね!ってなる派なので楽しかったw
清水崇監督らしいさりげない場面転換の中で幽霊チラ見せとか、もう嬉しくて堪らないw
「ここで来るんだろ?来るよね?来なーい!」みたいなのもあるあるでw
最後にこの作品そのものへの感想を。
最後の崖から一緒に飛び降りるのが後略とか無理ゲーに過ぎるwたけしの挑戦状かw
都内に暮らす女子高生の雨宮奏音(かのん。Koki,)。 あるとき、...
都内に暮らす女子高生の雨宮奏音(かのん。Koki,)。
あるとき、クラスメイトの漣(れん。萩原利久)から、ある心霊動画に出ていた女子高生が瓜二つであることを知らされる。
しかも、動画の女子高生は行方不明であり、動画撮影場所の心霊スポット「坪野鉱泉」で行方をくらましたという。
妙な胸騒ぎを感じた奏音は漣とともに、「坪野鉱泉」のある富山県に向かうが・・・
というところからはじまる物語で、奏音は自分の出生の秘密、そして一族郎党の秘密を知ることになる・・・と展開します。
『犬鳴村』『樹海村』と比べると、物語のグルーヴ感に乏しく、上手くまとまった感じ。
物語のキーワードの「牛首」が牛頭天王だったり、双子を忌み嫌う風習だったり、「七つまでは神のうち」という言い伝えなど、因習要素を巧みに(ただし曲解して)盛り込んでいるあたりが、東映のアナログ的発想(これは誉め言葉)。
宣伝でも使われているので、これはバラしてもいいでしょうが、奏音が双子の妹と出会ってからのダークファンタジー的展開は、『リング』の貞子のデジャヴュのようで、もう一捻り欲しかったところ。
個人的には、「牛首」は「生首」の文字が変化したもので、かつての合戦の地、落武者たちが村人たちに狩られ、村の至るところに生首が晒されていたのが謂れ、と予想していたのですが、外れました。
次回作も期待したいところですが、そろそろヒットは厳しいかもね。
kokiのPV?
気になったポイント↓
▽難解でよく分からん前作よりはマシ。
ところどころハテナが浮かぶが
ストーリーはシンプル。
頭使わず見られる。
▽あんまし怖くない。気持ち悪さも薄味。
▽主演のkokiが顔の上半分父親そっくり。
気になって仕方ない。
手足長く細くスタイル抜群。
黒髪も長くて綺麗。
でも…
あっ、この娘、女優としてブレイクするなー
という期待感あまり感じない。
作品の印象はkokiのプロモーションVのよう。
▽ストーリーは姥捨の双子版の
古い都市伝説がモチーフ。
知らない人には新鮮かも。
だけど、祖父母や両親の世代に忌まわしい風習が
残っている設定はあまりにリアリティがない。
江戸時代以前の貧しい寒村ならいざ知らず、
昭和・平成・令和ではあり得ない。
双子が産まれただけで穴に7歳の子供落としたり、
離婚・別居するか?富山県民さすがに怒るで!
▽廃墟の鉱泉という舞台はそそられる。
温泉じゃなく鉱泉というのが渋い。
廃墟は内部を探索するだけで十分恐いはずだが
ストーリーではあまりフィーチャーされない。
昔存在した設定の牛首村と
鉱泉廃墟の因果関係がよく分からない。
村の跡に建てられたということなの?
心霊スポットの内部に潜む秘密にじわじわ
迫っていくのかな、と謎解きを期待していたが
壊れたエレベーターが異世界とつながっていた
というファンタジー設定。腑に落ちない。
シオンが暮らす家と廃墟は
どういう位置関係なのか気になる。
地図で確認したいぐらい。
▽口減らしする子供に被せる
牛の首がドンキで売ってそう。
▽主人公の彼氏は死ぬのに、何故失踪したシオンの
彼氏は生き残っているのか?Live配信した友人の
女子高生や松尾諭は何故死んだのか?
理由が定かでなく整合性が取れていない。話が雑。
▽アヤコ=貞子のような存在?
アヤコは双子のタエコと同年齢なので生きていれば70-80歳程のはず。
アヤコは穴に捨てられて化け物になったのか?
人肉食べて奇跡的に生き延びたのか?
捨てられた子供の中で何故アヤコだけ
化け物になったのか?
牛首村は双子ばかり生まれる村なのか?
いちいち引っかかる。
"芋生悠が良い!…"な映画
"村"シリーズ第3弾。
前2作と比べて、個人的には、この作品が一番楽しめたかな…まぁ、あえて言えば、ですが(笑)
『呪怨』のようなホラー作品を一旦撮ってしまうと、もう一生比べられてしまうんだろうなと思います。監督自身も、もううんざりでしょうね。
清水崇監督のここ数年の作品を見ると、この監督はもしかしたら"呪怨"のような、身の毛もよだつようなホラー作品には、もう関心が無いのかなと思いました。どちらかと言うと、ファンタジックな要素のある作品へと傾いていっている?ような気がします(あくまでも個人的な感想ですが…笑)。
しかし、それでも、作品としての完成度が高く面白いものであれば、観る側は過去の名作と比べる事はないでしょうけど…。
そういう意味で、最近は印象に残る作品がやはり少ないなと思います…やや話題が先行し過ぎかなと思います。
で、この作品…。
富山の心霊スポット「坪野鉱泉」でロケを行うなど、ホラー作品としてはなかなか画期的だなと思いました。また、"牛の首"にまつわる双子の伝説話は、なかなかの怖い話で、なんか横溝正史の探偵小説にでも出て来そうで面白かったです。
廃ホテルの話と"牛首"の伝説話がどうリンクするのかなと思いましたが、最後はなかなか見事な着地でございました。
ただ、ホラー映画の映像としては、もっとぶっ飛んだものを観たかったです(笑)
*昨年『ひらいて』で印象的だった芋生悠が、この作品でもなかなかの体当たり演技をしています…あの眼で睨まれたら、今夜トイレに行けなくなるかも知れません(笑)頑張ってほしいですね!
映画としての切れ味は今一歩だが「怖い話」としてはかなり頑張った!
村シリーズ三部作(となるのかどうかも今後に期待)の三作目。
キャストの注目度などでも話題性があったが、やはりオカルトマニアや怪談好きにとっては何といっても坪野鉱泉という舞台と、前二作でもエンドロールに名前は入ってはいたが積極的参加と言う訳でもなかったオカルト界隈での著名人達からのアドバイスがかなりあったらしいという前評判が、気になるところだったろう。
実際、そういった面ではかなり頑張っていたと思う。
これとこれを混ぜるか~⁉というような鉄板ネタをいくつも折り込み、またコンプラ的に際どいネタでもかなり攻めていた(その点はきちんとエンドロール時に注釈あり)。
それらの仕上がりは十二分に楽しめて、評価できると言って良いと思う。
多くのオカルトマニアが「ああ~そうですねそうですね!」とかあるいは「え、そうきますか!」というネタが満載である。全てを生かし切れているとも言えないのだが、かなり頑張っている。
後半、今回もタイムリープ的(タイムトラベル的?)な展開でまたもファンタジックな流れになった時点で「怖い話」としての整合性や因果の噛み合いがかなり乱れ始めるので、この辺りで怖い話としても、一本の映画作品としてもやはり完成度は高いとは言えまい。
オカルトファンではない映画好きにとっては、ここで一気に評価を下げる方も多かろうと思う。
あとは個人的には、時代設定・各人の年齢設定的にリアリティに欠ける部分が怖さを軽減させてしまっていたように感じた。
祖父母の生まれ時期はどんなに頑張ってもギリギリ戦中か戦前、つまり昭和であろう。青年期はまずもって戦後のはず。昭和10年代20年代あたりの生まれの祖父母の幼少期という近代でも前時代的な忌まわしい奇習が行われていたということ自体はむしろ恐怖を増大させる要素になり得るが、映像的には住居・衣服等々の描き方が明治大正レベルで、やや違和感があり、この辺りの設定を生かせていない。せめて曾祖父母の世代というハナシであれば、女子高生と言う設定の主人公を中心とした家系構成でも無理なくイケたのではなかろうか。
当時を知る「当事者の生き残り」である祖父母と現在10代後半の孫を絡めさせるには、もう一工夫必要だったと考える。
また、祖父の口から当時に幾度もあった飢饉の話題が語られたが、これは戦中戦後の物資不足時代という説明の方が時代考証的に見合うのではなかろうか。あるいは天保の飢饉に代表される、開国以前の過去の飢饉の頃に発生した忌まわしい風習が連綿と生き続けていたのだ、と説明させるか。
このあたりは、怪談の背景考証に長けた吉田 悠軌氏が関わっていながらに詰めの甘さ・粗さが目立ってしまったのは実に残念。次回作では脚本段階で吉田氏の力を積極的に借りた方が絶対に良いと思う。
ただし、このシリーズが目指すのが「映画としての完成度」なのか、「怖い話」の頂点なのか、それによっても違ってくるかと思うので、上記の感想はイチ怪談好きの戯言です。
設定は雑ですが、アクション映画としては楽しめます
映画を見ていて引っかかるところが何点かありましたので書き込んでいきます。
・牛首村と鉱泉(廃墟)の関係は?
鉱泉は牛首村跡地にあったわけではないし、なぜ鉱泉に行ったことで牛首の祟りに遭うのか納得できなかった。鉱泉で亡くなった方の怨念で祟られたのならば分かるんですけど、牛首村の怨念で祟られるのは無理がある気がします。
・最後、主人公を含む姉妹が崖から飛び降りましたが何故現実世界では生きているのか。仮想世界(牛首村)で死ななかったのであれば、牛首村の亡霊から必死に逃げた意味はなんだろう…と思いました。
・個人的願望
これは個人的願望に過ぎないのですが、主人公の姉妹のどちらかが庇って死んだら決まりが良かったな、と思いました。(牛首村に生まれた双子はどちらかが生贄として犠牲になっているので)姉妹が両方とも生きていることでハッピーエンドに終わらせたつもりなんだろうと思いますが同時に主人公の彼氏と車の運転手の死は何だったんだろうという感じがとても気になりました。
良かった点は
アクション映画並の演出だったことです。
ホラー映画は轟音だけの単調なものになりがちなのですが、こちらはエレベーターが落下するなどアクション映画にありそうな演出が多々あり驚かせられました。
村ユニバース
なんだか一昨年の村と去年の村と似通ったものがまた出来あがっちゃったなぁ。海外ウケを狙ったのか分からないけれど、考えるな感じろ的なノリだったり、また犬鳴村の犬化した少年を登場させるのかと呆れたり、犬鳴村のように人口密度で謎に殺したりと、ネタ切れ感が半端ない。3作共通して村というフィールドを活かせてないないのも大欠点。エンドロール後の不思議な終わり方も別にいらない。生配信でのオープニングも3回もやっているとギャグなのかな?と思ってしまう。アッキーナの死因が飛び降り自殺なのも2回目だし流石に使い回しがすぎないか?
謎の牛首の呪いでエレベーターに挟まれて体が真っ二つになるのは意味不明すぎたけど面白かった。チラチラ映る亡霊も意外と恐怖を煽っていて個人的GOODポイント。
役者陣、特に芋生悠さんの佇まいが素晴らしかった。kokiさんも初演技ながらとても良かった。今後に期待大。
正直村シリーズはもうここで打ち止めした気がいい気がする。舞台挨拶でも清水監督がコメディ映画を撮りたいと言っていたので、ぜひ撮って欲しい。ギャグ線はメチャクチャ良いのでそこに全振りして欲しい。楽しみに待ってます。
鑑賞日 1/24
鑑賞時間 19:00〜21:15(試写会にて・舞台挨拶あり)
座席 G-20
どですかでん?!
村シリーズ第三弾がまさかの北陸だったとは!・・・と、まずは驚いてみた。心霊スポットでもある富山県坪野鉱泉が舞台とはいうものの、全く知らなかった。でも牛首ってのは知っています。「牛首紬」で有名な白山市白峰。かつては牛首村ー白峰村と呼ばれ現在に至る。なので、この作品とは直接関係無さそうです。
牛首という恐怖よりは、双子が生まれると食糧不足のため7歳になったら片方を間引くという恐怖。麿赤兒の爺さんが子どもの頃の話だから戦後の話だろうけど、何だか本当にありそうで怖い。主人公の雨宮奏音にも三澄詩音という双子の妹がいて、そのため両親は離婚したとか何とかで、ちょっと悲しい物語なのです。
ただ、恐怖を煽るためには双子本人たちだけじゃつまらないので、「よりしろ」という霊に取り憑かれる人もいるという設定になっている。それで一番の被害者は動画撮影者や奏音の同級生・練と、練をはねた(?)山崎さん(松尾諭)。もうエレベーターのシーンでは『バイオハザード』とかの恐怖シーンを思い出しました。つか、金沢の駅近くのホテルでのシンドラー社エレベータ事故まで思い出したよ・・・
離婚した事実や、莉子という女優さんやのり子という女優さんもいるけど、ココリコも忘れてはならない。リコだらけや。そんなリコキャラたちの中、やっぱり利己主義が悲劇を呼ぶ。何だかいつの間にか穴蔵の中に落ちてしまうけど、ここからが清水崇ワールド全開。時空を超えるシチュエーションはこの作品でも炸裂していて、穴の上にいる富山弁丸出しのオッサンたちが妙にリアル。心霊とか何とか言っても結局は人間が最も怖い!
地元なので良しとしよう
地元にある坪野鉱泉が舞台と聞いてこれは観に行かなくてはと喜び勇んで観ましたが、予想通り前2作と同じでした笑
Kōki,の演技はまあまあかな?
とりあえず興味がある人は観に行ってください
あとホムンクルスが一瞬でます笑
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