「観客も三つの次元を一緒に彷徨う」リング・ワンダリング talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
観客も三つの次元を一緒に彷徨う
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ふだんは何も思いを致さずに生活しているが、今の生活(世の中)は、膨大な時間の積み重ねがあってこそ。
時には、ふとそのことに思いを致して、過去の次元を体感するのも悪くはないこと。
草介(笠松将)が生きている現代、ミドリ(阿部純子)と彼女の愛犬が生きていた過去、そして草介が描くニホンオオカミがまだ生息していた過去の三つの次元を、観客も違和感なく行き来できる本作は、佳作と言えると思います。評論子は。
(本作を通底するテーマのニホンオオカミのCGで締めくくりをつけた点も、評論子秀逸と思います。)
「何度も見たくなる」という他レビュアー氏の評は、評論子も同感に思います。
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