「前半はスローテンポ、後半は予想外の冬山ロケ!」リング・ワンダリング caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
前半はスローテンポ、後半は予想外の冬山ロケ!
自主製作映画ぐらいの規模を予想していたら、ロケ地も素晴らしく、それなりに予算をかけて撮っている映画であることに驚いた。
そして、後半の冬山ロケのシーンは、前半のスローなテンポからは想像できないほどの展開を見せているといえる。
なんとも表現しにくいタイムリープものともいえるが、かなり観る側の予想を裏切る点が印象的な作品だ。
前半は間を持たせたいのだと思うが、展開はスローで、かなりもたつく。ただし、そのもたつきが後半の展開を印象付ける結果となっている点がユニークだ。
主人公・草介がミドリと出会ったのはなぜだろうか?偶然だろうか?必然だろうか?
もし、そこが描かれていたら、この作品は大傑作になっていたかもしれない。
金子雅和監督の次回作に期待したいと思う。
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