「イナゴ分多め」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 enjoymovieさんの映画レビュー(感想・評価)
イナゴ分多め
シリーズは前作炎の王国まで鑑賞しているそこそこのジュラシック好きです。
良かったところ
・パークシリーズとワールドシリーズの主要メンバーの共演
全員が揃った時は「おお!」と少しテンションあがりました。
・随所に散りばめられた過去作品オマージュ
マルコム博士が炎でギガノトサウルスの気を引くシーンや、黒幕の幕切れなどは過去作品を知っているとより楽しめるシーンだったと思います。
(他にもたくさんありそう)
良かったところはここまでで、個人的には残念なところが目立ってしまった作品でした。
残念だったところ
・新旧シリーズメンバーのパートが頻繁に入れ替わる
特に旧シリーズ側は施設内での潜入パートが多く、BGMもゆるいので緊張感がなく冗長に感じました。
・緊張感が少ない
新旧メンバーは誰も死なないだろうなと察していたので、合流後にギガノトサウルスなどに襲われる展開も冷静に眺めてしまいました。
誰が生き残れるのかという緊張感は皆無だったと思います。
※何の罪もないキックボードに乗った人食われたのは気の毒すぎる…
・ギガノトサウルスを倒される必然性を感じなかった
クライマックスではギガノトサウルスがT-REX、テリノジサウルスによって倒されます。
勝利した2頭が咆哮をあげ、良かった良かったみたいな空気になりますが、本編中ではギガノトサウルスは主人公たちを襲うシーンこそあるものの、結果的には誰も殺しておらず悪役として倒されることに違和感がありました。
「とりあえず最後の大型肉食恐竜戦わせておこう」というシーンにしか感じられませんでした。
・恐竜よりイナゴのシーンが多い
黒幕の組織が養殖していたイナゴがたびたび登場します。
恐竜よりもこちらの出番が多く、気持ち悪いので「またイナゴか」と辟易してしまいました。
イナゴを根絶する必要性は理解できたのですが、それはジュラシック以外でやってほしいなと思いました。
総じて、個人的にはこれを見て最新作「復活の大地」を見に行く気にはなりませんでした。
