「新旧のキャラが集結したけれど。。」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 Y.タッカーさんの映画レビュー(感想・評価)
新旧のキャラが集結したけれど。。
新旧のキャラクターが集結という話題作りは悪くないアイデアだと思ったけど、後半ようやく勢揃いしてみるとやっぱりキャラクターが多すぎるよねぇって感じ。魅力的な悪役がいないから物語に厚みがないし、スリルのパターンもシリーズでやりつくしてるから、クライマックスに向かう程に盛り上がりに欠け、冗長でしんどくなってくる。コリン・トレボロウが何でスターウォーズをクビになったかちょっと解ったかな。これ見よがしのシリーズのオマージュや、あれもこれも盛り込み過ぎのサービス精神が正直ウザい。で、最後はまとめきれず、おなざりのハッピーエンドでお茶を濁して、シリーズ通して何を言いたい映画だったのか結局良く解らないっていう(笑)。(そもそも恐竜と共存する世界が素晴らしい訳がない…が、まぁ娯楽映画でそこまで細かい事は考えても仕方ないか。。)
それでも中盤に展開されるマルタ島での主人公と密猟業者と恐竜の三つ巴の壮絶なチェイスシーンは3DIMAXの面目躍如で興奮したし、恐竜の迫力は久しぶりに3Dの面白さを感じさせてくれる。
まぁ、これを最後にしてほしいくらいの盛りだくさんさで、ちゃんとした劇場で、細かい事を気にせずに見れば、代金分だけは何とか楽しめる作品。
コメントする