「楽しく見れますが、好みは分かれそう…」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 はまたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しく見れますが、好みは分かれそう…
ストーリー全体としては、バイオシンが身から出た錆で自滅する話で、やっぱり人間が管理するのは無理だったね、というお話でした。そう、なんの結論もない映画です。
場面場面では見どころが多く、ハラハラしたりホラーテイストを楽しめます。
今回は途中でインディー・ジョーンズになったり、過去作のセリフをなぞったり、ジョーズをやってみたり。いろいろ目配せがあって楽しいですが、最終的にはこれで終わってええんか?という終わり方でした。同窓会なので登場人物が多いのは仕方がないですが、もうちょっと絞れなかったかな。あと、せめて最後にジュラシックパークのあのテーマを流せよ!あれさえかければみんなあぁ良かったって帰れるのに!
もっとツッコもうと思えばいろいろツッコめますが、幼少からすべて劇場で観た映画なので、楽しかったですよ。でもなぁ、やっぱり最後にいつものテーマ欲しかったです。
以下ストーリー
恐竜が生息地を世界に拡大していく中、人類は混乱しつつも闇取引の対象にしたりなんとなく適応していた。
クレアは違法に恐竜を飼育する業者を告発する活動をし、オーウェンは恐竜保護区の猟犬として働いている。メイジーは二人に山中で匿われているが思春期真っ只中で、たびたび山を降りては街へ繰り出している。
ある日、クレアとブルーの子どもが悪漢に攫われる。二人は行方を追うため、恐竜の闇取引を取り締まるCIAで働くかつての仲間に連絡を取り、マルタ島で取引が行われることをつかむ。マルタ島では闇市が開かれ、闘恐竜や売買が行われている。二人は現地のCIAの仲間と協力し、悪漢と依頼者との取引をおさえるが、取引対象とされていたレーザーポインタで襲う対象を指定できるなんとかラプトルの檻を開けられ、街ごとパニックに。オーウェンとCIA仲間はレーザーポインタをあてられ、街中バイクで逃げまくる。クレアは依頼者を追い詰めるが、メイジーはいなかった。クレアは恐竜の管理を政府から委託されたバイオシンが裏にいることを掴むが、レーザーポインタをあてられてしまう。ラプトルから逃げる途中に闇市で会った運び屋女性に助けられる。運び屋は取引中にメイジーを見かけて情にほだされ、共に飛行機でバイオシンへ向かうことになるが、翼竜にアタックされてコントロール不能に。クレアは脱出装置で射出され、残る二人は不時着を試みる。クレアは森に落ち、鋭い爪の恐竜などに襲われつつもバイオシンの施設の離れ的な場所へたどり着く。オーウェンたちも怪我なく不時着するが、恐竜に襲われるなどもしつつ、クレアと合流する。
一方、ジュラシックパークのエリーはアランを誘い、イアンの助けを得てバイオシンの施設へ侵入していた。バイオシンが開発した巨大イナゴが大規模な環境破壊を行っている証拠をおさえるが、イナゴたちに襲われてしまう。命からがらイナゴの研究室から逃げ出すと、廊下にはブルーの子ベータを逃して施設を混乱させて部屋から逃げ出したメイジーがいた。3人は移動ポットで逃走を試みるが、バイオシンのリーダー、ルイスにより電源を切られ、トンネル内にある坑道を歩いて外を目指す。イアンはエリーたちを助けたことがバレて首になるが、内通者の助けを借りて車をもらい、エリーたちを助けに行く。エリーたちは坑道で恐竜に襲われつつも何とか出口にたどり着き、イアンと合流する。
ルイスは証拠隠滅のためにイナゴを焼却しようとするが、燃えながら暴れるイナゴたちに研究室が耐えきれず、燃えるイナゴの大群が空を舞い、力尽きたイナゴが火の玉のように降り注ぐ。ルイスはポットを使って逃げようとするが、ポットが停止し、恐竜に襲われる。
火の玉イナゴがエリーたちの車にぶつかり、車は斜面を転がるが、止まった先はちょうどオーウェンたちのいる施設の前だった。ここで全員集合。
帰るためにバイオシンのヘリを盗み、翼竜除けのシステムを起動するため、地下道からバイオシンを目指す。バイオシンはすでに全員退避を指示しており、もぬけの殻。電源をいじったりベータを探しに行ったりヘリを用意したりとそれぞれ行動する。みんながうまくいったあと、イナゴや恐竜を開発した博士も合流。メイジーとベータをセットで研究すればイナゴを止められるらしい。ヘリに乗ろうとするとティラノとギガノトサウルスが喧嘩を始める。その隙きをみてヘリで逃げ出す。