劇場公開日 2022年7月29日

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「ややミスリードになっているかなぁ…(本文参照)+生物(せいぶつ)の単語祭り」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ややミスリードになっているかなぁ…(本文参照)+生物(せいぶつ)の単語祭り

2022年7月30日
PCから投稿

今年221本目(合計497本目/今月(2022年7月度)33本目)。

この映画の系統は過去に見たことがないので、旧作を課金してVODで「予習」して見に行ったくらいの知識量です。
とはいっても、いわゆる大作なので過去未履修の方に対する配慮もかなりあり、何がなんだかわからない、ということはないに等しいです。その分映画が長いのは残念ですが…(なので、象の映画と一緒にいくのはおすすめしません。自宅から帰って5時間も爆睡してました…)。

ストーリーの内容としては他の方が書かれている通りだし、すでに多くのレビューがあるのでここはカットします。

二三気になった点や注意するべき点など。
他の方も触れられているのですが、この映画の公開前から予告編などで予告されていたシーンの中には、本作、つまり「製品版」としての本映画には出ないシーンがあります(ヒント:恐竜がとある権威ある場所で…して拍手されるシーン)。これらは一体どこに行ってしまったのでしょうか…?(別にカットすべき点でもないと思うし)。

また、求められる知識自体も架空のお話とはいえ、字幕に英語で話されている内容をすべて入れること自体が無理なので(字幕が数行にわたってしまう)、ある程度聞き取りが要求されますが、その大半というか99%は「生物」(せいぶつ)に関する語彙です。品詞問わずこの分野の単語力がないと一部の字幕が不親切(不親切といっても、字幕のルール上あまり書けないというルールがあるようなので、そこは字幕担当者の帰責性は低め)なので、リアルで英語力と理科力が要求されるところがありますが、前者は当然、後者も生物といえば理系の方は穴にしやすく(医学薬学を除けば、大学入試は物理と化学で受験するのが普通なので)、結構ここがきついです。生物に関する語が飛びまくるので、気にされるなら吹き替え場のほうが良いかもしれません。

採点対象としては下記が気になったところです。

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(減点0.3) 結局、かなりの知識が要求される映画になってしまっているのは確かで(ストーリーとしては架空でも、字幕に出ないだけで聞き取りで生物に関する語句を理解して聞き取れないと何がなんだかわからな展開になり、それが主人公(誰を主人公とするかはいろいろあっても、女の子を主人公とするのが妥当?)の生い立ちなどに関係する部分があるので、やや理解に支障をきたす部分があります。

ただあることないこと書けないのもこれもまた事実です。

(減点0.1) 上記にも書いたように「本編であたかも使用されるべきシーンが本編に存在しない」というミスリードが生じる部分があり、それは結局「恐竜と人間の対立」の部分にいたってしまう(ネタバレ回避)ため、この部分がカットされると、「アクション映画としてみるか」「人間と動物(超広義的な意味で)の共存を目指すという趣旨の映画か」という部分がぶれてしまう部分があります。

それにしても、なぜにこの「存在もしない」部分が突如カットされたのだろう…(というより、「このシーン」が全くでないため、見るシアター番号を間違えたのか??と思ったくらいです)。
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yukispica