「観客を舐め切った子供騙し映画」ジュラシック・ワールド 新たなる支配者 k aさんの映画レビュー(感想・評価)
観客を舐め切った子供騙し映画
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あなたがこの映画に期待しているのが「襲いくる恐竜、逃げ惑う人間たち」というパニック映画路線だとしたら、そこまで退屈はしないだろう。事実とんでもないペースで襲われる。襲われすぎである。主人公たちが生き延びることができた理由は「運が良かった」だけなのだけれど。
しかしそうでなければ世界観とストーリーの致命的なちぐはぐさに鑑賞中は常に頭の中は?で埋め尽くされることになる。
結局イナゴかよとか、お前母親としては何も与えられず仕舞いだったやんとか、なんで緊急避難用の電源がイナゴ部屋とリンクしてんねん独立させろよとか、移動用のトンネルに異物入れちゃあかんでしょとか、なんで焼却機構ついてる部屋の強度がそんな低いねんとか、とにかくツッコミどころのオンパレードである。
あまりにも杜撰な世界観なので没入するしないどころではない。正に子供騙し、いや子供すら騙されないだろうというレベルまで落ち切った今作は間違いなくシリーズワースト。
良かった点といえば恐竜のCGくらいなもので、こんな映画作るよか展覧会でもやった方が世界にとって有意義だっただろう。
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