劇場公開日 2022年8月11日

「最低」TANG タング ゆりさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5最低

2022年8月16日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

本映画は、2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』が原作である。だからこそ、構成や脚本、演出などを丁寧に作り込んでほしかった。ただただ残念である。

本映画は、ケンがタングを通して、自尊心を取り戻していくという話である。このことから、話の中心は、ケンである。しかし、私は、タングをはじめとするロボットが話の中心にした方が良いと思った。なぜなら、本作品のポイントは、ロボットが得意とする高い学習能力と、人間が得意とする情操の両方を持ったタングが、人間とロボットが共存していく社会を構築するための架け橋になる点であると考えているからだ。

全体的に原作の読み込み具合や映画の作り込み具合が悪い。全く心が揺さぶられなかった。本当に本当に残念である。『ロボット・イン・ザ・ガーデン』は原作または劇団四季のミュージカルを鑑賞することをお勧めします。

最後に、本映画が海外で放映されませんように…。

ゆり