「ロボットを通して、人間のやさしさを鮮やかに描き出す!」TANG タング caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボットを通して、人間のやさしさを鮮やかに描き出す!
三木孝浩という監督は、人を美しく描くことにおいて天才だと思う。
TANGというロボットを映しながら、そこに人間の内面のやさしさをも映し出してしまう。
カメラのとらえる光は、"この世界は美しい"と言わんばかりにまばゆく、そして光輝く。
中国の描写は美化し過ぎな面もあり、お笑いタレントのキャストはかなり安っぽい。
しかし、すべてが完璧にはいかないと考えると、そこは大きな問題ではないだろう。
これからも、三木監督には脚本やキャストなどで奇をてらったりせず、 純粋に人の心を描いていってほしい。
ロボットかと思えば人間を描き、デジタルかと思えばアナログ。この映画はそんな映画だ。
ぜひ、劇場でご覧ください!
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