「ハイスクール・ダイハード」ラン・ハイド・ファイト N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
ハイスクール・ダイハード
時折ニュースで見る、アメリカ国内のハイスクール乱射事件。
舞台にして、繰り広げられる女子高生とテロリストの死闘。
これを大人で演じるとダイハードになるワケだが、
そのもう見飽きたようなパターンも高校生バージョンに落とし込むと
なんとも新鮮でハラハラドキドキ倍増だった。
動機付けやテロリストらの計画、伏線や人間関係が単純すぎず、複雑すぎず絶妙な塩梅差に巧を感じる。アクションも抑え気味なところに生々しさを感じてみたり。
世のラノベよ、ぜひこのラインで攻めて欲しい。
加えて主人公ファミリーの関係性にひねりが利いていてよかった。
特にお母さん、いやー、ありそうでないワ。
お父さんも、バックアップの立ち回りも含めカッコよすぎてビビる。
ラストも米映画王道の、終わったと見せかけてのひとひねりにスキを突かれて唸った。
また全編、CGなしと思われるところもリアリティがあり、逆に効果的と感じている。
しかしアメリカの高校って敷地が広いのね。
そもそもの銃乱射事件発生や校内のつくりに制度の違いも含め、
何だか知らない世界をのぞけた気分にもなれた。
コメントする