「『ミスト』のお父さん登場」ラン・ハイド・ファイト bionさんの映画レビュー(感想・評価)
『ミスト』のお父さん登場
このお父さん、どこかで見たことがあるかと思ったら、『ミスト』で絶望のどん底に突き落とされたお父さんじゃないですか。今回は、どんな役どころなんだろう。
父親からサバイバル術を叩き込まれている女子高生のゾーイが、スクールシューティングを起こしたグループと戦う話と聞いていたから、
『サプライズ』みたいに主人公の女の子が、父親から伝授された技を次々と繰り出す展開を期待してしまった。
予想とは違って、結構なシリアスモードで、ゾーイは傷を負いながら必死で先生や生徒を守りながら戦っていく。学校に闖入したグループは、頭は切れるけれども鬱屈した全能感を持ったリーダーとリーダーに洗脳された兄妹といじめられっ子の4人。犯人グループは用意周到に準備をしていたため、特殊部隊も簡単に突入できない。
冒頭とラストが韻を踏んでいて、構成はなかなかいいし、ゾーイにかなり感情移入できる。ファンタジー要素がなければ、もっとカタルシスがあったんだけどね。
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