「言葉に、出来ない♪」TITANE チタン サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉に、出来ない♪
ぎゃあああああああああ!!!!
予告を見てかなり面白そうだなと思い、今月一番楽しみにしていた本作。個人的には最も信頼できる映画祭であるカンヌ国際映画祭がパルムドールを受賞したということで、これまた期待度アップ。ワクワクで鑑賞したが...。うわぁぁぁあああ!!!!!なにこれぇぇぇぇ、、、怖い、怖すぎるぞ。。。
正当に評価できません。
どうレビューしたらいいか分かりません。
ただこれだけは言いたい。これはクソ映画ではないということ。カンヌ国際映画祭がこの作品にパルムドールをあげたのはあまりにも狂っているが、素晴らしいと思う。なんと言ったらいいのか分からないが、面白い面白くないの物差しで測ることが不可能で、すごいとしか言いようがない作品です。
多くの映画を映画館で見てきましたけど、こんなに怖くて気持ち悪くて頭がおかしい映画は見たことがありません。ってか、これからも見ることないでしょう(この監督の最新作なら有り得るかもだけど笑)。痛い、苦しい、辛い、キモイ、の4コンボ。超ド変態映画。目を覆いたくなるシーン多数。ガチグロかった。とてもじゃないけど人にオススメできるようなものじゃない。
見ている時の苦しさはまるで拷問を受けているようで、一刻も早く抜け出したかった。だが、見てしばらくたった今は違う。視点を変えて考えてみれば、これは究極の愛の物語では無いのではと思うように。共感度ゼロパーセントのストーリーだが、奥底に眠っている主人公と消防士隊長の確かな愛に、私はいつの間にか魅了されていたのかもしれない。愛とは人を狂わせる。それを極端かつ大胆に描いたのがこの作品なのかも。
主人公が何を考えて何を目的として生きていたのか知る由もないが、彼女は徐々に確実に新たな希望へと向かって突き進み、愛するということの意味を知っていった。痛みを伴いながら愛を知る。「万引き家族」「パラサイト半地下の家族」とカンヌが最高賞に選んだ作品の共通点ではなかろうか。と、感じたサプライズです笑
この気持ち悪さと辛さを考慮すれば★2.5は全然おかしくないし、衝撃度と謎の満足感を全面に出すのであれば★4.5でもいい気はする。評価しないことは私にとって許せなかったので、間をとって★3.5ということで。全くもってこの評価に納得がいっていませんけど笑
改めて思う。これにパルムドールをやるなんて、すごい度胸だこと。流石は我らがカンヌ国際映画祭って感じ。一生ついて行きます。正直、アカデミー賞にはもう飽きた。アメリカのも日本のも。ま、こんな狂った映画にオスカーあげるわけないか!笑 オススメは全くしません。痛い苦しい辛いキモイに耐えれる自信がある方のみどうぞ。
やっぱり痛い苦しい辛いキモイでしたね~体が、固まって観てました。サプライズさんのオッドタクシーと女子高生に、殺されたい~のTITANEの3本立てには、敬服です。寝れなくなりそう😅