「男らしさと女らしさの呪縛を解いていく」TITANE チタン オワキムハンセンさんの映画レビュー(感想・評価)
男らしさと女らしさの呪縛を解いていく
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主人公のアルクシアは女らしさから脱却しようとしている人物です。しかし、妊娠してひまい、身体的な問題でそれは許されません。
ヴィンセントは男らしさに縛られ、ステロイドの注射を止められなかったり、支配欲が強い人物です。どちらも非常に苦しそうに見えます。
そんな2人が出会い、互いの弱さに共感することで、お互いを愛します。
そして互いを受け入れ、女らしさ、男らしさの呪縛が解けた瞬間、ジェンダーなど何にも縛られない人間と金属のハイブリッドな子供が生まれます。
この映画は男らしさに縛られた、女らしさに縛られた人々も互いを理解し合うことで呪縛が解かれ、何にも縛られない自由な未来を得ることができる、
そういうメッセージなんだと私は受け取りました。
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