「目眩く幻影」インフル病みのペトロフ家 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
目眩く幻影
タブーとか、暴力とかセックスとか血とか、そんなの関係ないと言わんばかりの、かなり自由な映像。それが、努なのか現実なのか、過去か未来か現在なのか、明確に捉えることができない場がめくるめく展開して、視覚的には相当面白かったけれど、あまりの複雑な内容に、正直、知覚的には全くついていけなかったような気がします。ハチャメチャな内容ながらも、所々に分かりやすい絵的なヒントも確認できて、巧みなところも確認できたのですが、如何せん作家的な情熱が爆発している感じで、さすがに全てを集中して捉えて把握することなど、到底無理な話でした。
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