「めんどくさい男と女」パリ13区 コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
めんどくさい男と女
近頃よく目にするけれど、ミレニアル世代とはなんぞやと、イマイチよく分からない。
エミリーとカミーユ、ノラとカミーユ、どちらもビミョーに噛み合わない。ほんの数センチ程度なんだけど、ヤキモキするズレ具合。
エミリーは悪口ばかりでヤな女って思っていたけど、カミーユのひと言に乙女のハニカミを見せる。意外に悪い子じゃないのね。
ノラはきっと過去の自分に蓋をしていたんだろう。奇しくも解放したのはアンバー。あぁ多分そういう事だろね。
カミーユは思いやりがあるようでない、意思があるようでない。モテるが故か。
後半につれ、少しずつ噛み合い、絡まったものが解けていく感じが良い。
パリが舞台なのにオシャレな街ではなく、その辺で撮ってもバレなそうなくらい地味なロケーション。それがパリの日常、リアルなんだろう。
すごく面白かったわけじゃないけど、なんか心地よい映画。
ジャーンジャーンって音楽好き。
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