「現代パリの若者たちの姿?」パリ13区 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
現代パリの若者たちの姿?
オンライン試写会にて鑑賞。
現代パリに暮らす若い男女を描いたジャック・オディアール監督作品。
ほとんどがモノクロ映像なので、いやらしさはあまり無いが、全編のあちこちで性的描写が映される。
また、ドラッグ、ポルノサイトなど全体的に何か「まともでない若者たち」を描いているように見えてしまったが、これらの描写がパリでは現実に即しているのだろうか?……それは分からない。
コールセンターで働く中国系フランス人(移民?)女性(ルーシー・チャン)、黒人の高校教師の男、法律を学んでいたが不動産業の仕事をする女性(ノエミ・メルラン)、ポルノサイトでチャット稼ぎする女性。
これらの人物が物語の中で段々と繋がっていくのだが、繋がり方が中途半端な感あり。
また、現代の若者たちの姿をモノクローム映像の中で輝かせて見せようとする工夫したように思えるが、とにかく「男女がヤるエピソードが多過ぎ」て、ついていけない感じだった。
ルーシー・チャンは(裸体も披露して)魅力的に見えたし、『燃ゆる女の肖像』に出演していたノエミ・メルランも綺麗な顔立ちと裸体は眼の保養にはなったかも知れない。
<映倫No.49212>
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