「タイトルなし」わたしは最悪。 ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
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なんかこの、そこはかとない邦画感はなんだろう。映像表現とか暮らしぶりが漫画っぽいからだろうか。あと、死別が『セカチュー』とか『愛と死をみつめて』(古い…)とかの記憶を呼び起こすからか。
とはいえ、それっぽいことやるけど、何にも対して思い入れられなくて自分を賭すことができず、きらめいて見える瞬間的な快楽を幸せと無意識に誤謬するというのは身に覚えがある人が多いのではないか。フェミニズム“ぽい”わりには…という批判もあるようだけど、そのペラペラの描かれ方は、彼女がそれを便利な対象として利用しているだけだという、彼女の空虚さの表現として、かえって効いているようには思った。
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