劇場公開日 2022年7月1日

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「主演の女優さんが、私の好みのタイプだったので観てみた。」わたしは最悪。 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主演の女優さんが、私の好みのタイプだったので観てみた。

2022年7月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

簡単にこの映画の内容をいうと、自分探しをしている若い女性の話である。あと2週間もすれば、私は67歳になる。孫も3人いる。もう、とうに自分探し(正確には諦めた)は終わっているが、迷うことは今でもある。

60歳で鬱病を発病し、再発と寛解を繰り返している。最近の診断では気分循環障害(軽い躁うつ病)と言われた。だから、人生を迷っている主人公に共感できる。

映画の作り方が、私の好みではなかった。故に作品に集中できなかった。中盤辺りから、映画らしい幻想(イリュージョン)が入って集中できた。私の好きな作曲家モーリス・ラベルの「ラ・メール・ロア」が流れて嬉しくなった。映画の中で使われたのを始めて聴いた。

人生に迷っている若い人に勧めたい映画である。聞き慣れない言語で話している。ノルウェー語だった。

女性の吐いたタバコの煙を男性が吸い込む場面があります。そのエロいこと。これだけで官能を刺激させ、現実の性行為よりもエロティックです。
谷崎潤一郎や川端康成或いは三島由紀夫が喜ぶ姿が目に浮かびます。

いなかびと