「愛よりも確かなもの」コンパートメント No.6 m mさんの映画レビュー(感想・評価)
愛よりも確かなもの
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誰かに憧れてその人の一部になりたくて
自分が好きではないものも好きになろうとし
いつしか自分を見失って満たされない気持ちだけが残る
寝台車に偶然乗り合わせた粗野な男リョーハは不機嫌そうな彼女が見たいという何だか知らないし何故それを見たいんだかもサッパリ分からないけどナンタラカンタラ(最後までペトログリフを覚えられないリョーハ)ってものを見たいという
彼女にはそれを見ることがとても大切なことだということは分かる
だから手伝ってあげたい
頑なだった彼女の心が少しずつリョーハに打ち解けていく
自分を見つめることが出来た彼女にはもうペトログリフなんて必要ない
内なる自分に乾杯
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humさんのコメント
2024年1月29日
少年のままのようなリョーハとの出会いが彼女の心を巻き戻していく様子が丁寧に描かれていましたね。もし、恋人と来れていたら味わえなかった凝り固まる執着心やら独占欲やら背伸びやら孤独感を洗い流すような体験。目的地についたころの顔つき!
ペトログリフなんて必要ない
内なる自分に乾杯
共感です😌