ベネデッタのレビュー・感想・評価
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信じる者は馬鹿を見る?
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純粋無垢に育ったベネデッタに
りんごを食べさせたら欲の塊に
なっちゃった。って感じ?(笑)
(実際には🍎は食べていませんw)
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バルトロメア=悪の化身
ベネデッタ=聖女
かと思っていましたが
バルトロメアの妖しい魅力に
虜となるベネデッタ。
いままで抑え込まれていた?
欲望が一気に噴き出してからは
手段を択ばない様が
異常ではあるものの
本能のまま煩悩のままに
行動する彼女の生き方は
見ていてある意味清々しい(笑)
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「あなたはまだ子供ね」とバルトロメアに吐き
牢獄での生活が余儀なくされるとわかっていても
バルトロメアとの逃亡生活を捨て
修道院に戻っていくベネデッタの後ろ姿
もはや本当にイエスに導かれているように見えてくる🤣
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ベネデッタの聖痕は嘘か真実か
これはもう信仰心と同じで、
信じたい人は信じるし
疑念の塊の人であれば、
如何なる証拠をもってしても否定する。
そんなもんですよ、所詮人間なんて✋
そして一番まともな人間が馬鹿を見る。
(あれは何とも悲しい事件だった)
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ベネデッタ役 #ビルジニーエフィラ #virgnieefira
バルトロメア役 #ダフネパタキア #daphnepatakia
まさに文字通り「身体を張った」演技に拍手👏
何がいちばん攻められたのか…
やったぜ全員悪者
美しい2人の裸体
17世紀、イタリア・ペシアで聖母マリアと対話し奇蹟を起こすとされる少女ベネデッタは、6歳で出家して修道院に入った。女性だけの世界で純粋無垢なまま成人した彼女は、父親に虐待され修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助け、彼女から求められるがままレズ関係となった。そんな時、ベネデッタは聖痕を受けてイエスが磔になった時と同様に手足から血を流していたため、イエスの花嫁になったとみなされ、新たな修道院長に就任した。民衆から聖女と崇められ権力を手にするが、前修道院長が当時はタブーとされたベネデッタとバルトロメアのレズをカトリック教会の上層部へ告げ口し、ベネデッタは火炙りの刑となり・・・という史実に基づく話。
女性だけの修道院で男性を知らずに成人したら、経験豊富な外から来た女性からすればイチコロだろうな、って思った。
当時はもちろんLGBTの人権なんて風潮は無かったし、愛するのは男女でなくてはいけなかったのだろうが、レズで処刑って酷い話だなぁ、って思ったし、宗教って何なんだ・・・なんて思いながら観てた。
R+18だけあって、2人のレズシーンはなかなかエロかった。
美しい2人のヘアヌードも見所。
民衆蜂起とシャーロットランプリング
ベネデッタの火刑,パンデミック、広場に集まる人々は、拷問に耐えかねベネデッタを裏切り裏切りによりボロを着せられ修道院を追い出されたバルトロメアを嘲笑う。その人々は教皇大使に反発してベネデッタを救えと叫ぶ。
火刑までのクライマックスには、ベネデッタの存在や奇跡を信じるも疑うも、権力者協会関係者には利害関係,保身、損得勘定のみによる判断。
民衆は実存的にベネデッタを信じる。
ベネデッタはおそらく生まれてから修道院に助けらレルまで収奪歯科されてこなかったバルトロメアに数字を教えようとする。大事なシーン。シャーロットランプリング演じる元の修道院長はおそらく努力と忍耐の人だが高い教育を受けていないのか、ベネデッタに経理の作業を依頼している。この構造。
火刑やバンデミック、ベストを持ち込んだ者たち、権力と暴圧,抑圧者に対して声を上げ蜂起する。
広場の民衆蜂起と、最後、サラリーマン的に修道女として身を立て母としてはおそらく子を制度の中でのみ守ろうとし、生きてきた,生きていくつもりだった元修道院長を演じるシャーロットランプリングがペストに罹患した美しい痘痕姿でベネデッタが炙られるはずだった焔の中へたしかな足取りで迷いなく進んでいく、これが映画のクライマックス。
これは美しいベネデッタの物語ではない、奇跡か否かもどうでも良くて、民衆蜂起と社会組織人として生きて最期の時に真実を求めて立ち上がり民衆を煽るシャーロットランプリングの物語である。
ベネデッタは、愛と妄想に生きる。刹那を求めるが結果を求めない。バルトロメアは生まれてこの方搾取され続け愛と生きる糧のみを求める。
シャーロットランプリングが身体を投げ打ち全霊で演じたシスターフェリシアは生き抜く力,知恵そして最後は真実を求めた。
広場でペストの死神として登場したシャーロットランプリング、静かに力強く焔の中に歩むシャーロットランプリングに映画館で嗚咽し,大声で泣き叫びそうだった。映画史上最高の場面の一つ。
表テーマと裏テーマ
17世紀のイタリアであった修道院での奇跡と同性愛裁判を元に、ロボコップや氷の微笑のポール・バーホーベンが監督。
表のテーマとしては、男性が絶対優位なキリスト教会の世界で、神を信じない前修道院長と、神の啓示を受けた若い修道院長が対立しつつも最後は協力して街をペストから守った「事実を元にした」LGBTな🏳️🌈作品。
まあ、それでも良いのでしょうが、、、、少し捻くれた見方をすると、、、、
修道院でLGBT的なネタって、エクスプロイテーション映画というジャンルに一派で、70年代にめっちゃ流行った。日本で言えば日活ロマン系ですね。
ポール・バーホーベンはオランダ出身ですから違いますが、彼の年代のマーティン・スコセッシやフランシス・フォード・コッポラでもこうしたB級映画で監督経験を積んできたモノです。
エロやグロがあれば、何でもokだったので才能ある若手がこのジャンルを足がかりに自分の表現を行ったのですね。
だから、当時と同じく今の時代なら「LGBT」「真実の話」「分断と家族」といったB級テーマでポリコレがあれば、セックスだろうが暴力だろうが(本作ではイエスが大暴れでした)拷問だろうが(苦悩の梨は初めて見たわ)、何でも出せるぜい!って、バーホーベン監督ぐらいなら、思ってそうですがね〜。
逞しい主人公 宗教世界とは
主人公の幼い頃、祈っていたキリスト像が突然倒れてきて、それでも何故か怪我しないなどの不思議な現象が淡々とあって、まわりの修道女もこの人何か違う(本物なのかな)という目で見ている。ジャンヌダルクの修道女版というところか。最後は劇的。逞しい。
中世教会のリアリティ
彼女ははたして本当のことをいっているのか...?
ピーター・ウェラー主演のサイボーグ警官のロボコップやアーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション映画トータル・リコール(2012年にコリン・ファレル主演でリメイク)、シャロン・ストーン主演の妖艶な女性が主人公のミステリー映画氷の微笑の監督ポール・ヴァーホーベンが17世紀に実在したベネデッタ・カルリーニという同性愛の罪で裁判にかけられた修道⼥がビジョン、狂言、創造性で男性が支配する時代に権力をつかんでゆくという物語。
最初ベネデッタが幼少期の頃に修道院に向かう途中、母親のネックレスを盗賊に奪われるシーンがあるのですが盗賊に「聖母の罰がくだるわ」と発するところがあって本当に天罰が降りかかるという奇蹟かのような出来事が起きます。
その後、修道院に入って大人になったベネデッタは逃げ込んできた見知らぬ若い女性バルトロメアを助け、彼女と仲良くなり恋愛関係に発展していきます。
その頃から幼少期からずっとみえていたキリストのビジョンと嘘か本当かわからない狂言を使ってさも本当のことであるかのように民衆を信じ込ませ、修道院長の座に駆け上がっていきます。
最後にベネデッタのその後の詳細が書かれて、彼女は70歳まで生きて生涯を修道院内の施設で過ごしたことがわかります。
幼少期は純粋だったのかもしれないが大人になるにつれて色んな欲が出てきて、すべてを欲したベネデッタは息を吐くように"虚言"を繰り返し大衆の心を操り最終的には修道院長にまでのし上がったのをみて、私はただ単に嘘をつき続けるのは通常の感覚だったら罪悪感で途中で断念してしまうと思っていて、自分優先に物事を考える自分勝手なベネデッタは一貫して嘘をつくことに微塵の躊躇もなくできてしまう通常じゃ考えられない感覚の持ち主で現代で人が集まってくるカリスマ性があった人物に感じました。
時代の流れ
詐欺師の話?
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