劇場公開日 2023年2月17日

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「狂信」ベネデッタ ハチさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0狂信

2023年3月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

同じく中世イタリアの修道院を舞台とした「薔薇の名前」は大好きなのですが、本作はイマイチ楽しめませんでした。誰一人、何一つ共感できなかったとでも言いますか。この映画のテーマを私なりに一言で表すのであれば「狂信」という言葉なのだと思います。ヒロインも然り、市井の人々も然り。「信じる者は救われる」とはよく言ったもので、逆に「信仰の怖さ」も感じました。それにしても、中世の裁判って雑で乱暴ですよね(笑)。モヤモヤすることが多い中、シャーロット・ランプリングの存在感は流石でした。最後に全て持っていきましたね。その後のシーンは不要なのではないかと感じるほど。

ハチ
トミーさんのコメント
2023年5月10日

ラスト、ベネデッタがジーザスよろしく荒野に歩を進める辺りが、ヨーロピアンの根っ子なんでしょう。

トミー