「私は「愛が、うなった」」アネット keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
私は「愛が、うなった」
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アダム・ドライバーとマリコン・コティヤーの演技力と役作りには感服したが、モブの皆さんの一体感には目を見張るものがありました。OPの演出やヘンリーの観客、アネットのライブツアーといった一体感はすごかった。
そして、アネットが人形だったのが衝撃だった。CGではなく本物の人形だったのも驚愕だったが、アネットの決断が印象的だった。
終盤ヘンリーが刑務所に入ったときに、アネットは人形ではなく人間の子供に変わったときには自我が確立していて、アネットなりの愛情表現が「親を突き放すこと」だったのではないかと思いました。
ヘンリーは軽薄で自制心のない人間だけどアネットにとって唯一の肉親だから、酒もたばこも禁止の刑務所にいることが彼にとっての居場所であると諭すシーンは「苦渋の愛」だと感じました。
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