劇場公開日 2021年6月25日

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「あんたが嫌い。でも、あんたが私のすべてなの。」ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン) 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あんたが嫌い。でも、あんたが私のすべてなの。

2021年7月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

愛情と憎しみは、背中合わせのよう。相手が自分に見えてしまうほどに。本当に分かり合えるのは、七月と安生の二人だけ。だからこそまさしく"ソウルメイト"なのだなあ。
次第にミステリーチックに進行していくストーリーは、ラストに明かされる真実で納得がいく。"相手の影を踏めば一生離れない"とはそういう意味だったわけだ。
二人に既視感があると思ったら、どうやら満島ひかりと石橋静河に似ているからだろう。役柄も、その二人が演じそうな役だった。それにしても、主役のチョウ・ドンユィの演技の幅がすごい。時に幼く、時に大人びて、時に荒々しく、時に気高く。この先、何度も見かけることになりだろうな。

栗太郎