劇場公開日 2021年6月25日

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「上映館、少なすぎ!プンプン💢」ソウルメイト 七月(チーユエ)と安生(アンシェン) バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0上映館、少なすぎ!プンプン💢

2021年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

気になってる映画『少年の君』を手がけた
デレク・ツァン監督のデビュー作となる
作品ってことで鑑賞です。もしかして
アンコール上映なのかなー?

ポップなティーン向けアオハル系
シスターフッド映画かとおもいきや、、、
ちがーう!良い意味で裏切られたー!
やべぇ、じわっと涙腺が。
あっれー、おっかしぃなぁ〜。
久々だなー、ルイルイ涙腺。

ネット小説原作だそうですが、もちろん
読んだことありません。
だからどこまで忠実か?は不明です。
確かに、たーしかに描写が浅いです。
親友って言っても、他の友達よりは
親密程度?な描写どまりですから、
魂が触れ合うってレベル感は「?」
です。
さーらーに、「男」が絡んできますから
何気に安っぽい展開になっちゃう感じ
なんですが、、、ポイントは親友が
長い道のりをつかず離れずで共に
歩みながら、どんどん「ホントの」
親友になっていく、いや気付き、求め
合う、殺伐としながらも、斬り合いながら
傷をいたわり合うその姿にやられます。

ですからエピソードよりもそれにより揺れ
動く親友二人の心が見所なんです。
そこでメガトン級の働きをみせるのが
チョウ・ドンユイ、マー・スーチュン
二人の女優さんの名演なんです。
特にチョウ・ドンユイの演技が
とてつもない。彼女達でなければ
薄っぺらい話になってたんじゃ?
とさえ思います。

可愛さ余って、よかれと思って、
コンプレックス、無いものねだり
自分より沢山持っててズルい。
様々な感情が二人の間に渦巻きます。
その心情の移ろいを経由しての
ラスト、、、そりゃ涙腺ルイルイっす!
チョウさんのサインのシーンで
決壊しましたよ。

長編デビュー作ってこともあるので
しょうが説明、答え合わせ描写が
なんだかなーとか、心情の背景の
描き方が薄いとか、言いたいことは
ありますが、それらがあっても
充分気持ちを揺さぶられました。

エンドロールで岩井俊二さんの名前を
見た気がするんですが、絡んでるんで
すかね?love letterっぽい雰囲気あり
ましたが、、、その感じも僕好きなんで
ウェルカムでした。

いやー、「少年の君」俄然楽しみに
なってきました。なんで、武蔵野館さん
だけなんだろ?
沢山の方々にみていただきたい秀作です!

バリカタ