「聖なる愚者の話。秀作である。」梅切らぬバカ いなかひとさんの映画レビュー(感想・評価)
聖なる愚者の話。秀作である。
予告編を見たときから、この作品は良いと思えた。実際、観てみると期待通りであった。
一般受けはしないかもしれない。でも、鑑賞していて気持ちのいい映画であった。
発達障害の中年の息子を抱えた老年の女性の物語である。いわゆる8050問題であるが、ユーモアを持って暖かい目で描いている。脚本も素晴らしい。
子供が障害を抱えようと生きているだけで嬉しいと、訴える映画だった。加賀まりこ及び障害者を演技は賞賛に値する。タイトルのバカは、聖なる愚者だろう。
コメントする