機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのレビュー・感想・評価
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懐かしかったです
ストーリーはよくある展開でコーディネーターの上位種が出て来るというもの。
星をマイナス1にしたのは、キラが落ち込んでから受け入れるまでの流れの少しテンポが早すぎて、心情が軽く感じられてしまったからです。
他は全く違和感もなく懐かしの挿入歌も聞けて大満足でした。
初めて2回目を見に行く映画になるかもしれません。それくらい楽しかったです。
ロボットアニメとしては文句なしです
SEED DESTINY最終回で悔しい思いをした当時の10代に贈る完結編。
感情を取り戻したキラ、厳しくも優しい友人に戻ったアスラン。
そして待ち望んでいたデスティニーガンダムに乗ったシン・アスカの活躍シーンは最高の映画体験だった。
自分自身SEEDに残していた後悔が大きかった事に気付かされた。
ロボットアニメ映画としては文句はないのだが、世界をどう導くかという主張に対しては終始個人レベルの価値観で返すばかりで、イマイチ噛み合わない議論になっていてなにも進展しなかったのは残念だったかな。
与えられる役割は仕事レベルの話だし愛うんぬんはプライベートの分野の事で、議論のすり替えではないかと思う。
まあSEEDらしいと言えばらしい会話だったのだが、ラクスは終始保守派でしかなかったですね。
とはいえシンの活躍だけでも見に行く価値はあります!
あんなに真面目(なSF)だったのに…
私はテレビ版SEED、SEED DESTINYのリアタイ視聴世代で、当時のシンの扱いやアスランの活躍のなさに不満を持ったまま新作映画の公開を長らく待ってました。
その私からすればこの映画はとても楽しめましたし、とにかく待ちに待った完全新作映画を出してくれた事に感謝です。
ただストーリーを成立する為に仕方なかったのかなと思いますが、アコードと言う後付け設定はこれまでの話との矛盾を感じましたし、後半の展開がラブコメギャグメカアニメになってて面食らいました。テレビ版はあんなに真面目(なSF)だったのに…。
むしろSDガンダムでやったほうが内容に合ってるんじゃないかな
よくまとまってて楽しめた
アニメは50話構成だったので、2時間弱の映画で話がまとまるのかが不安に感じていたが、杞憂に終わりきっちり完結させてて良かったと思いました。
今作は運命とは違いアスランが達観モードで要所要所での活躍がありカッコ良かったです。ライフリの危機にズゴックで駆けつけた所が特に好き。迷いがないアスランは強い。
前作闇落ちのシンも今作では良い感じのいじられキャラに落ち着いて好きになりました。
後半も無理に新機体を出さずに旧機体で戦った所が胸熱でした。特にデュエルとバスター。
マイナス上げるとしたら、洗脳系の超能力使う事と良くも悪くもラクスがでしゃばり過ぎてる所かな…。
今回の完結からすると同じキャラでの続編は難しいかなと感じましたが、コズミックイラの世界線で数十年後の世界を描いた作品を希望します。
人の恋愛に首を突っ込むのはどうかと。
18年待っての劇場化、あの2年の物語をどうまとめるかと思ってましたが・・・何もまとまらなかった。世界は何も変わらないまま玉虫色の混沌の世界が続きますで終わったなと。それならムリしてまとめる必要もないか。これから先ずっと続く紛争の世界での1エピソードという考えなんだろうな。そう割り切ればいい出来とおもう。
まぁ殆どファンサービスのような内容なのでそれを受け容れるかどうかで評価が変わると思う。キラがラブパワーで勝つのもシンが無想で無双状態になるのも理屈で考えるよりも勢いで感じる方が良いかも。それとラクスが随分エロくなりすぎた!キラちゃんと構ってやれよアレは欲求不満だぞ(多分)。まぁ何だかなと思う点も結構あるけどラクスがサービスしすぎるのでオマケの★4つ。
ついにヒロインへと昇華したラクス・クライン
ガンダムSEEDというのは、多くの現在25〜40くらいの世代にとっては間違いなく青春であっただろう。青春とはほろ苦さを伴うものであった。スキャンダラスながら大成功を収めたSEEDの続編が、SEED Destiny という評価の芳しくない作品であると言うことを含めてである。この作品は、そう言ったほろ苦さを持ったまま20年を経て大人になったかつての子供たち、青年たちに、ある種救いを与えてくれる映画になっている。
作品単体で見てしまうと率直に言って粗だらけである。唐突に出現する単語、"フリーダム強奪未遂事件"や"ミケール"が結局何だったのかはよく分からないまま映画は終わってしまうし、ストーリー自体もSEED、SEED Destiny の焼き直しみたいなもので、悪役も結局戦艦一隻を主力にした主人公勢に全滅させられて終わるという呆気なさ。身近にいる、本当に貴方を想っている人に気づいて生き延びろ!ってキラとラクスが説いた数分後に、件の身近な人ごとその人物を撃ち殺すのは一体どういうことか?
完全に中身を入れ替えているバスターやデュエルが現代で通用するのは分からなくはないが、ちょっと手を加えただけのフリーダム、ジャスティス、デスティニーはもう既に時代遅れのロートルのはずなのに、なぜかこれらに乗り換えた主人公勢は敵さんを圧倒する。どういうことやねん。あとキラがわりとクズに描かれている。自分が操られたことが大量虐殺の原因になったのに、即座に『ラクスは僕らを裏切った』とは酷くないですか?
他にもいくらでも不満点を挙げることは可能だ。正直それを書くだけで5000字埋まってしまう。
でも、そんなことは些末事なのだ。この映画は20年待った我々に答えを与えてくれる。大好きだったキャラクターが勢揃いして活躍する。消化不良だったデスティニー組のキャラも十分な見せ場を与えてもらえる。それだけで十分であって、"ぶっちゃけノリで来たんで!"と思って楽しむのが正解だ。
今作の特徴を敢えて一つ挙げるとするのなら、ラクス・クラインがついに人間味のあるヒロインとしてキャラクターが確立するということである。Seed世界が、どの陣営も気が狂っているとしか思えないような一触即発の北斗の拳的世紀末世界であるという前提はあるのだが、ラクスは主人公キラを抽象的な言葉で自らの陣営に取り込み、大量破壊兵器である核エンジン搭載のモビルスーツを二度も彼に渡した人物である(一度はキラとは敵対する陣営でさえあった)。そしてSeed、Seed Destinyの大戦争の結果生じた政治的空白によって、とてつもない政治的な権力という果実を手にしたように見える。つねに抽象的な正論を語り、父親を敵対陣営に殺害されてもすぐに立ち直るという異常な精神的強さを持ち、全世界からの無謬の愛を獲得している、巨大な政治的影響力を持つ"怪物"としての性質を持つ彼女がSeed、Seed Destinyにおけるメインヒロインであることに、一種の気持ち悪さを感じていた視聴者は数多いだろう。
そのラクスが、孤独感や不安を感じることもある、主人公を愛するひとりの女性と描かれることによって、ついにヒロインとして完成したといえる。このことはとてもよかった。
予習もしてきたからね。
超能力対愛。予習もしてきたから、突拍子なストーリー展開も受け入れましたよ。
超能力はチート過ぎて、蹴散らし方で若い男性なら戦場でも想像力はH全開なのはわかるしそれを利用するなんて…。
愛の力はガンダム世界では強力な武器なのはわかったけど、それで勝って良かったのかな?
一番は超能力や愛の力で勝ちにいかないストーリーをこれからのガンダム世界に欲しいものじゃ。でないと超能力と愛の力ごり押し戦闘でなんでもやれるって変な世界になる。
賛否両論になるかも(僕は賛!)
賛否両論が出そうな作品内容ですが、、、
映画の1番盛り上がるシーンで、
西川貴教の「Meteor -ミーティア-」が
流れたときには、感動しました!
あと個人的に、、、
ラクス出撃には、鳥肌が立ちました!
(TVのフリーダム出撃で感じた鳥肌が、
20年後、まさか、ラクスで鳥肌が立つとは…笑)
勧善懲悪お色気ガンダム
桑島法子四度目の正直に星4つ付けました。
加えてバジルール戦法に闇の守護霊と愛されてますね。
さて、変わらず混迷するコズミックイラに冒頭だけはシリアス路線で始まる今作ですが、
そこはガンダムseed、どこまで行っても水戸黄門。
新興勢力も一目で悪役とわかるキャラとメカデザ、既に彼らのデスティニーは決まってます。
とは言え主人公勢力一掃にはやや驚きました。
振り返るとここがリアルロボットアニメ(前作から既にトンデモ兵器盛り沢山だったので、擬きではありましたが)との決別だったと思います。
後半はトンデモパージ、リーンホースミレニアム、時空切断ハイメガキャノンとスパロボへの入念なネタ仕込みが行われていました。
キャラもキャラで、ミネバ様の正体はロリババアで、ラクスに至ってはバスターマシンだったようです、これがコーディネーターを超えるコーディネーターの正体。
何にせよすっかり飼い慣らされた元主人公シン君が大好きなおもちゃではしゃぐ様子は感慨深いものがありました。ラッキースケベも健在、というかサービスショット多め。
20年目の解…愛は世界を救う!
通常スクリーンで鑑賞。
テレビシリーズはリアタイ視聴済み。
ノベライズは未読(※現在は既読)。
約20年、待ち侘びた劇場版。ようやくSEEDの新作が観られるのだと、始まった瞬間に感極まってしまった。
冒頭のシークエンスが良過ぎて、コズミック・イラの世界が帰って来たと感じ嬉しくなり、一気に引き込まれた。
予告編から察していた通り、デュランダルのレガシーが本作の肝となっていて、キラとラクスは苦しめられることに…
デスティニープランの否定は間違いだったのか。正義が錯綜する状況下で運命に抗い、自由を掴むための戦いが始まる。
新型機体が多数登場しワクワクした。ライジングフリーダムやイモータルジャスティスが早早に撃破されたのには面食らったが、旧型機のアップデート版を登場させる激アツ展開に繋げるのがなんともニクくて、心からありがとうと言いたい。
アークエンジェルが沈んだのがかなりショックだった。ミレニアム、カッコ良すぎ。クライマックスの戦いに手に汗握りまくり。20年前から格段に進化した戦闘シーンの迫力に圧倒されてしまい、一刻も早くドルビーシネマで観たくなった。
ラクスとオルフェがテレパシーみたいに感応する際のキラキラ演出、笑いを取りに来ているのかと思ってしまったが、まさか後々の展開への重要な伏線とは思いも寄らず。
様様なラブ方面のトラブルが続いた時は「なんだこれ」とシラケそうになったが、上記のようにこれもまた伏線であり、本作の結末にも繋がって来る要素になるなんて素晴らしい。
心を読み取り、精神を操ることが出来るアコードの特殊能力は、ニュータイプのなんでもあり設定へのオマージュか。その対抗手段が破廉恥な妄想とは、アスランよ…(笑)。
精神感応からシンを守るためにステラが登場したのは「おぉっ!」となったけれど、完全にネタ扱いになっていてクスリとさせられたがもう少し真剣に扱って欲しかったかも。
終わらない争いを止めるのは真実の愛であると高らかに謳い上げるクライマックス、胸がジーンと熱くなり感動した心と、それでいいのかとシラけてしまった心が半半だ。
しかしながら、「愛は世界を救う」「愛こそ全て」「真実の愛は大いなる力である」―大いに結構じゃないか。安直などでは決して無い。核心を突いている気がした。
理論なんかかなぐり捨てて、物語をそこへ帰結させようとする製作陣の想いと平和への願い、現実に戦争が起きている今に本作を問う意味について考えさせられた次第である。
約20年、必ずや公開されることを信じて待った甲斐があったと言うもの。かなりの賛否両論あるだろうが私は大満足。
ファウンデーションの陰謀は砕けたもののまだ世界には戦いの火種が燻り続けている。つまり何も解決していない。
続編があるってことでいいのか!?
・機動戦士ガンダムSEED JUSTICE
・機動戦士ガンダムSEED ETERNAL
とつくって、三部作にして欲しいところだ。
そして次は、20年も空けないでもらいたい(笑)。
[余談]
こんなに強いズゴック見たことないと思っていたら、中にインフィニットジャスティス隠れてたのか、そりゃ強いはずだわって納得し掛けたが、その擬装の意味とは???
[追記(2024/02/03)]
ドルビーアトモスヤバい。バトルシーンの臨場感がえげつなかった。音響の作り込み方にこだわりが感じられた。
話は変わるけれど、フリーダム強奪の詳細が知りたい。初見から気になっていた。ノベライズに書いてあるだろうか。
[追記(2024/02/17)]
冒頭の松竹マークから白の明るさが明確にアップしていてさすがはドルビービジョン、素晴らしい威力である。
マイティーストライクフリーダムの神々しさはドルビービジョンでこそ、その真の美しさを存分に発揮していた。
[追記(2024/03/30)]
4DX最高過ぎ!
バトルシーンで揺れる揺れる!
大興奮だった!
[追記(2024/05/17)]
6回目にして、映画館では見納めだ。ノベライズを読んだので、物語の奥行を脳内補完しながら観た。この時このキャラはこう思っていたんだよなと思い出しつつ観ると、これまでとは違った視点で捉えられたりして、今まででいちばん濃密な鑑賞になったと思う。シーンのひとつひとつを目に焼きつけ、映画館でしか味わえない迫力を堪能しつくし、感無量である。
[以降の鑑賞記録]
2024/02/03:T・ジョイ梅田(ドルビーアトモス)
2024/02/17:T・ジョイ梅田(ドルビーシネマ)
2024/03/30:109シネマズ大阪エキスポシティ(4DX)
2024/04/05:TOHOシネマズ伊丹(レイトショー)
2024/05/17:MOVIXあまがさき(通常スクリーン)
2024/06/08:Netflix
2024/12/30:Blu-ray(オーディオコメンタリー)
※修正(2024/12/30)
SEED再び
21世紀にガンダムを連れてきてくれたSEEDが20年の時を経て映画化!期待を込めて観てきました。
心配していたのは両澤さんがいない中でSEEDの世界観が描けるのか?と言う点。今回の映画は、男性目線に変化していると感じた、ラクスが家で食事を作っていたり、かなり話題になっている訳の分からないラストシーンなどがその例です。しかし、それが悪いかと言うと微妙ですね。1stガンダムをリアルに観ていた世代の自分でも十分楽しめました。映画化は、良かったと思います。
賛否のあるアコードの、相手の考えていることが判るという能力は、ニュータイプをSEEDの世界で表現したということだと理解しました。アスランやシンがここで笑いを取るとは予想外。
戦闘シーンが多かったのですか、ここはさすがです。昔の機体も活躍するところはとても良かった。
全体的には、合格で映画館で観る価値有りだと思います。
監督の言っていたカズイ登場シーン、ちゃんと判りました。
恋愛部分以外はとても素晴らしい
20年前大好きでずっと待ってた作品。
絵が綺麗になっててモビルスーツもかっこよくてよかった。
デュエル最高だった。初めて買ったガンプラだったので。
アスランはずっとブレなくてカッコいいしシンはすごく可愛くなってた。
戦闘で生きるか死ぬかしてるのに愛だの恋だのマジどうでもいいというか。
あの流れでラクスを助けに行こうとか意味わからんし、ラクス取り合う話がマジくだらなかった。
ラクスのサービスシーンもマジいらない。
映画という短い時間の中で頑張ってまとめたと思うしラクス以外はとてもよかったです。
最高のアスラン
アスランがすべて。今回ここまでアスランだとは思わなかったというかよく考えるまでもなく思えばTVシリーズの最初からアスランありきでなにもかもアスランの存在無くしては成立しないくらいアスランだったのでやはり今回もアスランがすべて。
それにしても、責任負わなくなったアスランは強い。チョー強い。なんでもできる。一方的にキラ殴れる。イケイケ。すべて看破。ナメプで余裕。童貞など余裕。つまりアスランに責任押し付けちゃいけない。責任取らないポジションならマジ最強パフォーマンス発揮。でもそのせいで過去最大くらいの死傷者出ちゃった。アスランの必要性発覚。よくも悪くもアスラン次第。
あと、あまりのアスランに、あまりの視聴者大サービスに、劇場でひとりで身悶えてたんだけど、座席左右のひとたち微動だにしてなかった。同じの観てるよね? なんで興奮しないの? SEED初見? まだ興奮してるのに。
そしてラクスの性欲すごい。キラがつい逃げちゃうのはたぶんこれなんだよね。
最高だった。
笑顔で帰れた
SEEDファンに向けた感謝祭のようなお祭り映画
終盤の勢いでそれまでのこと吹っ飛んだ
やっぱフリーダム含め機体はかっこいい。
しかし4.0にした理由はステラの演出。ステラの姿のまま止めて良かったんじゃないか?
SEEDファンであればぜひ!
初日に見ることができました!よかった!
超常現象的な展開とか、ギャグ要素でマイナス評価の方もいますが、アニメですからね。
個人的にアツかったところは、
・ピンチにアスラン@ズゴック!ザク、グフ、ドム、ゲルググ、ギャンと来てもうさすがに1stオマージュは無いかなと思ったところでの登場です。
BGMもシャアオマージュですね。思わず皆声が漏れてました!
・作戦コード?『バジルール』グッときます。
・ミラージュコロイドの件でニコルの名前が出るので、あぁ、、、となりますね。
・シンイジリはここまで来ると気持ちいいです!闇が深い!何も考えてない!と敵に言わせるのはもはやネット民かと思うほど。笑
あとは全体的に戦闘シーンはスピード感あって見応えばっちりでした!
エロ要素(ってほどでもないですが)は中途半端かな。。無くても良かったですね。乳揺れくらいだったのでまぁ許容ですが・・・
↑と詰め込み展開で-1しました。
贅沢を言えば〜ラクス拘束で前半、以降〜ラストで後半くらいゆとりがあったら嬉しかったです。
種シリーズファンの為のお祭り映画
賛否両論なのが納得ですが、私は大満足でした。
これまでのシリーズとの世界観の違い、
キャラ崩壊
確かにありました。
前半でのシンがジャスティス搭乗、フリーダム大破、アークエンジェル沈没と驚きました。
後半は、これ以上に無いくらいお腹いっぱいでした。
旧機体、ステラ、T.M.Revolutionのミーティアとサプライズ続き。
でもアスランはジャスティス乗らないのかー
と思っていたら、最後の最後に。
ズゴックにヒビ入って、目が光った時は、まさか!?と思いましたが、本当に期待に応えてくれました。
最後にはカガリとの共闘も見られて。
ただよく分からない、コメディ要素入れてきたのと、カガリが進藤さんから変更になってたので-1という感じでした。
それ以外は大満足です。
テーマは自由というより愛
劇場版制作決定から早18年。長かった。何しろSEEDの時に未成年だった自分がアラフォーになるくらいの月日が流れたのだ。キラ達と同年代だったはずが、ムウやマリューどころかマードック軍曹より上になっている。と言うかマードックがSEEDの時に31歳は嘘だろ。どう見ても40代じゃん。やっぱり2008年くらいには観たかったなぁ。遅れた分、作画は凄く良かったし、演出も凄くいい。しかし、昔と変わらないキャラ達を観ると、自分が歳を取ってしまったことが悲しくなる。この作品ほとんど年下しかいねぇ。まぁそれでもこれだけ遅れても劇場版が公開されたことは嬉しい。
いつ爆発するかわからない火薬庫状態とまで言われていたDESTINY終了後の世界。ラクスを総裁として世界平和監視機構・コンパスで戦うキラ、シン、ルナマリアと新キャラである厚化粧のアグネス。なんでアスランじゃなくて新キャラなんだ?と思っていた。裏切り用かあっさり死ぬ用かな?と思ったら、キラに相手にされず案の定あっさり裏切ったのには笑ってしまった。
演じる人の関係で死亡フラグ全開扱いされていたが、遂に今作こそは死なないという偉業を達成した。内心死んだ方が面白いと思っていたのだが、さすがにそこまで無慈悲では無かったらしい。しかしこれだけ盛大に裏切ってルナマリアとも戦っておいて、コンパスには戻って来れないだろうと思うのだが。シールドにビームサーベルが内蔵されたギャンシュトロームは要所要所では光っていたが、尺が足りないのか結局あまり目立たなかった。
いつの世も悪いことをするのはブルーコスモスなのだが、今回の彼らは序盤の噛ませである。ミケール大佐という新たなボスを捕えるために、ファウンデーション王国からコンパスへ共同作戦が提案されるというのが始まり。しかしこれはファウンデーション王国の罠であり、アウラ女王の親衛隊であるブラックナイトスコードの謎能力でキラに幻影を見せて操るというなんじゃそりゃ?という無理矢理な展開にはさすがに驚いた。ラクスに対する洗脳のようなものは手を触れていたからとか納得出来なくも無かったが、さすがにそれが出来るのは強過ぎだろという感じがしたし、その後の戦闘シーンでは全く使われなかった。
まんまと罠に嵌められたコンパスは不沈艦アークエンジェルがまさかの轟沈、ヒルダの部下程度の認識しか無かった二人もまさかの戦死、ライジングフリーダム、イモータルジャスティスも撃墜されてしまう。この二機は噛ませでは?という考察が結構出ていたのだが、本当に間違っていなかった。特にライジングフリーダムの方は孤軍奮闘シーンもあるが、イモータルジャスティスに至ってはあっさりやられてしまった挙句、後で搭乗していたシンにジャスティスだったから負けたみたいなことを言われる始末。可哀想過ぎる。
キラの窮地を助けに来たアスランはなんとズゴックに乗ってやって来る。なんでズゴック?と思っていたのだが、このズゴック実は中にインフィニットジャスティスガンダム弐式が入っているという訳分からん構造になっているのだ。終盤やられそうになった瞬間、ズゴックの装甲がパージされてジャスティスが出て来る。観た人のほとんどが「?」マークを浮かべたことは想像に難くない。
本筋から外れたが、ファウンデーションは自作自演で自国を核ミサイルで攻撃し、報復として何故かまた修理されたレクイエムでユーラシア連邦の首都モスクワを攻撃する。これでユーラシア連邦が機能不全に陥れば世界がちょっとマシになるということらしい。現実でも戦争をする諸悪の根源がモスクワにいるのは何の因果か、意識しているんだろうか。その後ラクスを信じられないキラはうじうじ悩んでしまうが、アスランに修正されて助けようと動き始めることになる。
そこで修理されていたストライクフリーダムガンダム弐式、デスティニーガンダムSpecII、インパルスガンダムSpecIIが地下から登場する。DESTINYのフリーダムの時もそうだったが、オーブの地下に隠しておくのはお約束らしい。轟沈してしまったアークエンジェルの代わりにスーパーミネルバ級ミレニアムを強奪するという茶番を経て、舞台は宇宙へ。この時にマリューが艦長になり、艦長だったコノエが副長に、副長だったアーサーがヒラに降格されてしまう。それにしても大塚芳忠氏が演じるコノエ艦長の声がヤバイ。男の自分が聞いてもかっけぇ~と思う渋み。
まさかのアルテミスに軟禁されているラクス。懐かし過ぎる。ストライクフリーダムガンダム弐式をアスランに任せて、キラは突入部隊へ。ここでもミラージュコロイドが使われるのだが、ユニウス条約でミラージュコロイド禁止とはなんだったのか?というくらい敵も味方も使いまくる。まぁガーティ・ルーなんて隠密行動するには滅茶苦茶便利だったし、無くなる訳は無いのだが、クサナギまで透明になっていたのは笑ってしまった。
無事にラクスを救出してめでたしめでたしとはならず、ファウンデーションとの最終決戦が始まる。ストライクフリーダムガンダム弐式は、DESTINYの時にほとんど被弾しなかったのがウソのように被弾してしまい、腹部のカリドゥスすら使用不能にされてしまう。しかしそこへプラウドディフェンダーに搭乗したラクスが駆け付け、マイティ―ストライクフリーダムガンダムとなり、圧倒して勝利する。全ては愛の力なのだとゴリ押しされ、失恋したラスボスは哀れになる。
地上に降りて来たキラとラクスは生まれたままの姿になり、キスを交わす。世界に平和が訪れたのであった、という訳ではない。コンパスの活動に反対していたユーラシア連邦が事実上消滅したことで、活動はしやすくなるだろう。しかしミケール大佐はおそらく生きているだろうし、世界各地でデストロイガンダムを使った散発的なテロを行うというとんでも行為が続くようなら結局変わらない。結局また振り出しに戻った感が否めない。
面白かったが、コードギアスの復活のルルーシュに影響受け過ぎでは?と思ってしまった。何しろ新しく出て来た国と戦うってのがまんまそれである。しかもラスボスの機体も言っちゃなんだがランスロットじゃん、と思うようなデザインだった。キラを操るシーンはギアスでは無いが、それを彷彿とさせる。ヒロインと複座で運用というのもどうしても重なってしまう。それも公開が遅かったが故に、比べられるのは仕方ないだろう。
良かったところ
ファンが思わずニヤリとする要素が多い。トダカ一佐仕込みの百発零中。サイやミリアリアだけでなく、カズイも出演。バジルール戦法。映画でもニコル戦死。
劇場版でも安定のシンのラッキースケベ。
何も考えずに戦うシンは強い。
相手が心を読むなら、カガリとの破廉恥なことを考えて回避するアスラン。正直これが一番笑った。
カガリの声優変更は全く気にならなかった。むしろ始まる前の宣伝の時のラクスの声が違い過ぎて大丈夫か?ってなってたけど、本編ではそこまで違和感が無かった。
挿入歌のMeteor-ミーティア-
フェイズシフトダウン。この演出が好きって人は多いと思う。
悪かったところ
やたらと場面の字幕が入るのが気になった。そこいる?というシーンにいちいち入ってちょっと鬱陶しい。薔薇の庭園とか観りゃ分かるって。
シンがピンチな時にステラが守るシーン。いや守るのはいいんだけど、これじゃ悪霊じゃん。
ブラックナイトスコードはたくさんいたが、正直2人要らなかったんじゃない?というくらい印象が薄かった。もうちょっと人数減らして、それぞれ印象付けして欲しかった。お陰でアスランと戦っていたシュラですら、どんな顔だっけ?と考える始末。
イザークとディアッカは核換装されたデュエルブリッツ、ライトニングバスターに搭乗し、しかもミーティアを使うというのは盛り上がったが、結局活躍するシーンはイマイチだった。シンが4人も相手取らないで、ブラックナイトスコード多いんだから、分けてくれても良かったんじゃないかなって。
ミラージュコロイド最強。
愛にすべてを感満載の作品でした。
アスカガが良い
アスカガ完全復活。
父の暴走を止めようとして、一度捨てようとした命を『生きることも戦いだ!』の言葉により助けてもらってもらったものの、その後はいまいちぱっとしなかった二人の関係。
であるが、今回は大好きな相手とのスケベ(イメージがハッキリしてたから1月以内かな)を想像できるようになっていることが良かった。
出来るならば、二人の未来が見てみたい(子供に馴れ初めや昔の出来事を話しているような)
とりあえず一度は見てみて頂きたいです。
20年もの時間を経ての劇場版、物凄く楽しみにしていました。ファンならば楽しめる要素から賛否両論になるだろうなという内容、しかし個人的に戦闘シーンが素晴らしく大きなスクリーンで大きな音付きで見ると鳥肌が立ちました。それに様々な形の愛が描かれていました、ちょっとその要素が多めなので勿体無い感じでしたが。戦闘シーンは本当に素晴らしかったので是非。少し言わせて頂くならばラクスのちょっとしたサービス要素はいらなかったかな…と。大きなスクリーンにピチピチスーツのお尻が写った時は絶妙に複雑な気持ちでした(笑)
全288件中、101~120件目を表示