「これでいいと想う」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ぱっちさんの映画レビュー(感想・評価)
これでいいと想う
深い設定や伏線が、など、まだあれが未解決だし結末も…などという人が多いと思いますが、そもそもseedは深い設定"ぽい"ものを散りばめて作られたキャラメインの作品だと思ってます。
言い方悪くすれば細けぇことは良いんだよ的な。
そんな従来のseedからすれば、細かく描いてくれてたと思います。
単純にキャラが活躍するシーンを望んでた自分にとっては、これで良いと思える良い作品でもあり、シンの活躍する姿は本当に嬉しいです。
これがUCの作品であれば、それはおかしい、もっと設定を考えろだの、また後付してうんざり…なんて思います。
だけどこれはseedという作品であり、TV放映中でも正直ぼかした表現が多く、他作品で肉付け補完されていく事を考えると、あーだこーだ言うより主要キャラが活躍してくれることが一番大事だと思います。
そして思ってた以上に過去キャラを出し、見せ場を作り、ファンに納得してもらえるよう作り込んだという製作者さん達の意思を感じました。
…ピチピチスーツだけは本当にいらないけど。
種死までは戦闘シーンや流れ、結末など許せない所もあり、残念な箇所が多いまま終わりを迎えてしまいました。
そんな少し残念に思ってしまった作品だったからこそ、映画化したならせめて綺麗に纏めて欲しいと期待を込め観てみたら、seedの全てが作品として纏まるじゃないですか。
現実は20年弱ですが、あの世界はまだ数年なんです。厳しいこと言わないでください。まだ成長中なんです。
この映画のおかげで全編通してまた観たい、本当に良い作品を観れて良かったと思います。
一人の感想なので皆んな思うところはあるのは承知ですが、私は満足したと心から言えます。
ありがとうございました。