「★5クラスの作品だけど正確には★4.9?細部の悪ふざけが受け付けなかった全体としては素晴らしかった」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ブラックさんの映画レビュー(感想・評価)
★5クラスの作品だけど正確には★4.9?細部の悪ふざけが受け付けなかった全体としては素晴らしかった
中1からSEED見始めて思春期に見たからか記憶に強く焼き付いてる作品でおもしろかった。いまでもたまに見返す。
で、感想。
俺が感じた不満点は2つ。
カガリの妄想いる?見てて冷める。おっさんのギャグ感がある
フリーダム強奪事件とは?とか調べたら製作が鎮座した企画がどうとか
あとは怒涛の転回でした。前半に貼った伏線が一気に回収されていく。
今回の映画でシンが好きになった。
裏切ったパイロットが馬鹿にしてたシンとまったく同じ形で月に墜落するのは伏線回収でおもしろかった。
また前回レクイエムを死守していたシンたちが今回は主人公側のキャラクターとしてレクイエムを撃破するシーンはかなりエモかった。ルナマリアとめおとで戦うのも言葉で表しにくいけどすごくよかった。キラ、シン、アスラン、でそれぞれがパートナーとの愛をテーマにしているかのようで結局遺伝子よりも思想や心が大事っていうところにみんなが漠然と求めてるものを感じた。鬼滅の刃みたいだった。
ズゴックにインジャが隠れてるのも予想してたら本当にその通りだった。
PCからデスクトップ立ち上げるとニュースサイトの情報が表示されていて、そこに新型ガンダムの写真がアップされてる。だからいつ登場するのか考えながら見てしまった。何も知らずに感動したかった。
新型でデュエルとバスターが核エンジン搭載した状態で出て来て、ミーティア使ったのもあって3重、4重の意味でよかった。SEEDDESTINYでイザークとデュアッカがザクに乗るんじゃなくてデュエルとバスターに乗っててほしかった感があって、20年ぶりにそれが果たされて、これが見たかったんだ!って満足感があった。イザークには本来核搭載した新型機フリーダムが渡されるはずで、それをキラにパクられた。その積年のなんやらを核搭載したデュエルを手に入れることで解消してくれた。
アスランは結局メイリンなのかカガリなのかどっちを好きなのかわからなかった。たぶんカガリを愛して大事にしてるけど、肉体的なパートナーとしてはメイリンを愛するって感じかな?それとも特典小説にその辺が保管されてるのか?インジャはリモートでコントロールされてるから戦える。それってアスラン操縦してないの?でも操縦もしてるから最後に頭のソードで攻撃ができたのかな?強さはギュ術じゃなくて気持ち的なこと言ってて、あのシーン格好よかった。
とにかくシンとデスティニーがよかったのとルナマリアが以外とよかった。シン=山猿みたいなやつを愛してくれる。ふところの深い女性なんだと、よかった~。
製作陣と監督に感謝をささげたいのと、ガンダムSEEDシリーズを作ってくれた故人、監督の奥様にも深い感謝を感じています。