「面白かったから良いじゃないか」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ぷりんさんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったから良いじゃないか
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いろいろ、賛否両論はあると思うのだけれど、面白かったから、良しとしたい。
必要な作品だったかと言うと、蛇足で不要な気はする。少なくとも、TV版の設定を引き継いだだけのストーリーだし、新たな何かがあるかと言えば何も無いのだけれど、終盤の畳み掛けるようなカタルシスは、ワクワクしたし、単純に格好が良いモビルスーツ戦や艦隊戦は、これまで見たどの映画よりもよく出来ている。
面白かったから良かったともいえるのだけれど、製作陣に言いたいのは、例え物語りの上のキャラクターであっても、人が死ぬには、理由と納得が必要だと思う。
旧作の人物が殆ど死なないのは、ファンの愛に正に守られている(もっと言えば抗議が怖い)からだけど、必要な殺しが出来ないから新たなキャラクターを産むのは、救いが無く、この作品のメッセージと矛盾している気がする。
首都をレクイエムで焼かれる必要はあったのだろうか、不殺のキラがなぜラスボスだけはあっさり殺すのか?遠隔からモビルスーツ戦ができるのなら、そもそも人が殺し合う必要などあるのだろうか?恐らく人が死なないと戦争を終われないのだろう。
世界に戦争が存在する今だからこそ、人が死ぬ話にギャグは要らないと思う
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