「恋愛要素を邪魔と捉えるか、楽しめるかで全然違う。」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 佐藤さんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛要素を邪魔と捉えるか、楽しめるかで全然違う。
視聴した感想として、突っ込むところがあるが出来は最高に良いと感じました。
この映画はMSや戦闘の出来も良いが、1番力を入れたところは、恋愛や葛藤に非常に多くの比重をおいています。
MSや戦闘を楽しみにしていた方は、物足りないかもしれないが、ヒューマンドラマこれこそがseedで求めていたものだと感じました。
元々seedはファーストをオマージュしており、うまく表現できていた作品なので、今回のキラはアムロのように悩み葛藤する姿は、胸にくるものがありました。
否定する方のコメントもある程度見ましたが、やはりほとんどがエロいやら恋愛要素がいらないなどでしたが、
ファースト自体裸になるシーンはあり、アムロ自体フラウやララァなど恋愛要素があり、そこを否定するのは違うと感じました。
他にも逆シャアやF91などオマージュしているところは多く、うまく表現しているのでそこも気づけばとても面白いです。
評価の星が4、5の理由が、ネタバレになりますが敵の能力で、相手を操る能力があり、そこが唯一納得いってない部分なので、4、5にしています。
もし叶うのなら次こそZをうまくオマージュして、世代交代する7年後のコズミック・イラの世界観を見てみたいと思います。
各主要キャラの子供が出てくれば完璧です。
いや、恋愛を否定しているのではなく、ガンダムとして観に来た人は中身すっからかんの監督いわくガンダムに言葉を失った、という辺りがキモになります。
また、テレビシリーズであれだけナチュラルとコーディネーターの確執や問題点を一切解決することなく引き延ばし続け、その回答が見れると思えば、キラとラクスが自分の中心で愛を叫び合うその違和感を言われているんだと個人的には思います。
すっぱり否定で切った多くの意見通りに今作はSEED教信者向けの経典とも呼ぶべき作品だと理解しております。
一般的なガンダム愛好家と合い入れる、または分かりあうにはそれこそガンダム00のトランザムバーストでもない限り不可能かと考えます。