「至高のガンプラ販促映画」機動戦士ガンダムSEED FREEDOM Equinoxさんの映画レビュー(感想・評価)
至高のガンプラ販促映画
ストーリーとかファウンデーション側のあれこれとか余りにも稚拙で雑なので途中ちょっと笑いを堪えるのが大変でした。SEEDは割と好きだし、Destinyもまあそれなりに楽しめたんで、このテイストがSEEDじゃんと言われればまあ確かにその通りかなと言えなくもないのですが、今回のは輪をかけてガバガバだなーという印象です。過去作の変なオマージュが妙に多いのもサムくてだめでした。
ただ、ストーリーとかキャラ描写とかもうどうでもよくて、MS戦の描写とかメカ表現とかは本当に素晴らしいです。MSの巨大さ、重量、戦艦の巨大さが伝わってくる緩急の付け方がシビれます。後半の物量のラッシュも迫力とか緊迫感とかあってたまんないです。それだけでこの映画を観る価値があります。この辺のメカ表現は過去のガンダム作品の中で一番と言っても過言ではないのではないでしょうか。戦闘シーンだけ何度も観たいです。
この手の映画の不満点として観終わった後にプラモや玩具が欲しくなるのに売ってないってのがあるんですが、今回はちゃんとライジングフリーダムとイモータルジャスティスはプラモデルが潤沢に売られててそこも問題ありません。ちゃんと買って帰れます。劇中の戦闘シーンを反芻しながら組みましょう。
惜しいのはやはり後半で出てくる機体が無いことですかね。再販してくれてもよかったのに。あとは最終決戦の2機は意味不明な高性能さはともかく、見た目も戦闘シーンもめちゃくちゃカッコよかったので早いとこプラモ出して欲しいです。
ストーリーとか設定とかのガバガバさがしんどかったので映画としては正直☆1.5にしようと思ったけどメカ描写が言い尽くせないレベルで素晴らしかったのとラクスのケツで☆2つ足して3.5にしました。
最後に、音響もよかったのは付け加えておきます。音響のお陰で臨場感も素晴らしかったです。
SPEC2と言われる強化タイプとされてますがほぼ見た目変わってないデスティニー&インパルス、弐式と言われてますがバックパックだけ変更のストフリ&インジャ。特にデス&インは既発売のキットで十分満足出来るでしょう。
コロナ禍からずっと「なんでこいつらばかり再販するんや、棚の守護神や」と言われてたHGCEデスティニー、インパルス、ストフリ、ジャスティス…この時のためかー!
クライマックスのマイティストフリは必ず、強化タイプのデュエル&バスターは出来れば発売して欲しいですが映画の後はSEEDガンプラ祭りやー!
ガンプラファンには夢のような映画。有り難うございました。