ドリーム・ホースのレビュー・感想・評価
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こんなドラマティックな実話があるなんて
片田舎の普通の主婦の思い付きから始まる感動的実話。
サクセスストーリーだがスポーツ的要素もありスポーツ好きの私には良作でした。
何よりも全体的に思いやりが感じられ気持ちのいいストーリーです。
馬がゴールするまではもとよりゴールの瞬間は鳥肌が立つほど。
金よりも興奮と感動のために育てた馬と共同オーナー、馬に対して儲けるための道具でなく馬をみんなで応援し興奮し感動する。
人生に必要なスパイスだよね。
歌い!喜び!走れ!!
胸の高まり
みんなが大好きな下剋上ストーリー
「ライド・ライク・ア・ガール」以来の競馬ものです。あちらは騎手が主役。こちらは馬主ですが、何れも女性。んでもって「燃える要素」満載の下剋上(Ascendance)ストーリーです。
競馬・自動車レース・ボクシングものって、無条件に燃えてしまいます。リアルでは大好きなサッカーもの、逆に気分下がったりするんですけど。不思議ですよねw
「朝起きた時にワクワクする何かが欲しい」
そっかー、それだよなぁ。動物レースで「勝負」することに生きがいを見出して来たジャンが、再び生きがいを取り戻す物語り。ワクワクは地方のパブを中心とした仲間たちに拡がって行きますが、彩を加えるキャラクターも多彩で、楽しかった。
貴族と金持ちの社交界としての競馬場に、田舎者が集団で殴りこむ下剋上と言う建付けが、庶民の心をくすぐりますし、なんと言っても、この役どころがトニ・コレットにピッタリと言う。マダムから、田舎のおばちゃんまで、何をやってもハマるってすごいw
楽しかった。結構。
熱狂とロマンに飲み込まれた
新しい年の始まりには、胸が高鳴り、元気をもらえる作品がふさわしいと思います。
思索にふけったり、息をのんだり。そんな映画が好きですが、新しい年の始まりには、胸が高鳴り、元気をもらえる作品がふさわしいと思います。
その点で、自信をもっておすすめできるのが本作です。
タイトルを見た瞬間、一獲千金を狙う人たちの物語に違いないと思った自分を恥じたくなる、夢のような物語です。でも実話というから驚かされます。実在の馬「ドリームアライアンス」を題材にしています。
舞台は英国・ウェールズの小さな村。無気力な夫と暮らし、単調な日々にうんざりしていた主婦のジャネット・ヴォークス(通称ジャン=トニ・コレット)はバーテンダーとして働いていましたが、それだけでは十分に稼ぐことができず、空き時間にスーパーでレジ打ちもしていました。
そんな生活にうんざりしていたある日、馬主経験があるという税理士のハワード(ダミアン・ルイス)の話を聞いて思いついたのが、競走馬を育てて大会で優勝するということ。それを実行に移すだけの資金もノウハウもなかったジャンでしたが、夫のブライアン(オーウェン・ティール)や地元の人たち20人から少額の出資を募り、馬主組合を作ることで解決します。ハワードの協力を得て、ジャンはレースでは未勝利だが血統は良い牝馬を安価で入手することに成功。その馬を種付けして生まれた子馬に「ドリームアライアンス(夢の同盟)」と名付けたのです。
出資してくれた人でさえも「これでエリート競走馬に太刀打ちできるのか」と不安視していていましたが、有名な調教師に預け、地道なトレーニングの末、ドリームアライアンスは大方の予想を覆してレースで快走。組合員は愛馬の雄姿を追うことに喜びと生きがいを感じていくのでした。
ある大きなレースに出場したドリームアライアンスは、首位を独走するものの、途中の障害物を越える時に、足を骨折。ジャンたちは、安楽死か高額の治療費か、選択を迫られます。果たして、みんなの夢はここで潰えるのか、それともドリームアライアンスは復活するのか、感動のラストに向かって、ストーリーにもラストスパートのムチが入ります。
レースの場面では勝利よりケガを心配する思いが痛いほど伝わり、感動はより大きなものとなりました。
実在の競馬場で撮られたレースシーンの迫力がすさまじいのです。近距離から密着撮影し、アップで捉えることで、馬の息遺いやコースを駆け抜ける足音が耳にも残りました。都合の良いレース展開にするためのごまかしは一切ありません。ドリームアライアンスが懸命に障害を乗り越える姿に、きっと感動を覚えるはずです。一途に走る馬の愛らしさも、この映画の魅力を支えています。
もちろん、ただの美談ではありません。愛馬の売却を他の馬主から高額で持ちかけられたとき、その是非を巡り組合員のいさかいがおこるさまや、各家庭のごたごたも描かれます。そんな登場人物たちの感情を丁寧にすくい取っているからこそ、組合の一員になったような気分になり、挫折の後に到来する終盤の感動が大きくなるわけです。
村の人たちと高揚感を共有しながら最後にはじんわりと心が温かくなる、夢と愛にあふれた作品です。
本作はウェールズ産というローカル色の豊かさも魅力です。美しさとわびしさが入り交じる自然や街並み、登場人物の愛すべき人間くささに魅了され、同地における競馬の伝統やステータスの高さも伝わってきます。村全体がドリームアライアンスでお祭り状態に盛り上がるさまは、ジャンが単なる金儲けのために競馬に手を出したのではなく、閉塞感漂う村全体に希望をもたらしたいという意図を雄弁に物語っていました。
ワクワクする人生が伝播する
「朝目覚めた時にワクワクするものがほしい」
このセリフがとても印象に残っています。
親も夫も子もいて十分幸せな人生にも思えるけれどそれだけでは物足りない、なにか毎日ワクワクできるものがほしい。
そうして主人公ジャンは馬主組合の立ち上げを決意し、行動を起こしていきます。
ジャンの行動は周囲の人々を巻き込み、思いは村全体に伝播していきます。
馬主組合のメンバーの行動が変化する様子や、村全体が活気にあふれていく様子は微笑ましくもぐっとくるものがあります。
馬の走る足音がとても力強く印象的で、鼓動の音のようにも感じられました。
駆け上がる様子を見守るジャンたちの高ぶる興奮とリンクして胸があつくなります。
タネも仕掛けもありません‼️❓
強い闘志
これまた評価が良かったので急遽鑑賞することになったのだが、期待通りのとても心の温まる作品だった。朝起きてウキウキするもの。人生ってすごく楽しい!これ程ないくらい、元気が出ました。
バーで働いていると、馬主の話が耳に。人生に楽しみを失った彼女はその話に惹かれ、一頭の馬を飼うことに。と、急展開過ぎるだろ!と思わずツッコミたくなる冒頭。しかし、そんな彼女の思い立ったらすぐ実行する行動力は、見習わないとなと思った。希望と夢を抱く人の姿は美しい!
ストーリーは実際にあった話であるためか、絵に書いたような予定調和。少し見応えに欠け、中盤は退屈してしまうのだが、終わって考えてみるとこれがいい。レースが複数回あるのは、一つ一つのレースへの思い入れが薄くなってしまうのだが、最後は緊張感凄かったし、めちゃくちゃ感動してしまった。
主人公とその夫の会話は最高に笑えたし、主人公夫婦と小さな田舎町の住民たちが〈ドリーム〉との出会いをきっかけに、人生に喜びを感じるようになるという構成は、シンプルながらに勇気がもらえた。他のキャラクターももっと魅力的であればなお良かったのだけど、主人公夫婦の描きがしっかりしていたので満足。ただ、騎手目線は欲しかったかな。
人生って、思ったようにはいかないけど、楽しむことはできる。私にとってのドリームは、間違いなく映画。自分が生きる希望となっているものって、思った以上に素晴らしいんだなと気付かされる、いい作品でした。ぜひ。
DREAMS COME TRUE
人生こんなもんでしょ
今年No.1超お薦め!
とにかく馬が可愛い映画
号泣
ヒロインが好きになれないので全部にハマれなかった
ハッピーでエキサイティング
競走馬の映画は『シービスケット』以来。
これが実話ベースだというのだから面白い。初めから映画化が決まっていたのかというくらいに、オーナーになるところから、ドリームの活躍、地元の人の手のひら返しの盛り上がりまで、ドラマが詰まっている。
競馬はテレビ中継で観たことがあるくらいだけど、レースのシーンは前のめりになるくらい興奮。ちょっと機会があれば見てみたい。
実際の組合の面々がどういう人たちか定かではないけど、映画の中ではみんな個性的。
馬主は上流の嗜みのイメージだけど、庶民的なジャンたちとのコントラストが面白い。
そしてずっと気になってたブライアンの歯。エンドクレジットでのご本人登場で、素晴らしい再現度が明らかに。
ドリーム役の子は、とてもしなやかで美しい馬だった。
ジャンが話しかけると、ちゃんと演技しているかのような目をして可愛かった。
やっぱりイギリス映画は好きだなぁ。
ホンマかいなと
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