「【写真家ユージーン・スミスが、家族と離れマンハッタン6番街の粗末なロフトに居を移した訳。1950年代のアーティストの熱量を感じさせる貴重なドキュメンタリー作品。】」ジャズ・ロフト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【写真家ユージーン・スミスが、家族と離れマンハッタン6番街の粗末なロフトに居を移した訳。1950年代のアーティストの熱量を感じさせる貴重なドキュメンタリー作品。】
- 1950年代半ば、マンハッタンの粗末なロフトで気鋭のジャズミュージシャン達は夜な夜な熱きセッションを繰り返していた。
推測だが、ユージン・スミスは彼らの姿からアーティストの熱意を感じ、自らの創作活動のエネルギーにしていたのではないだろうか・・-
◆感想
・ロフトには、当時絶頂期だったセロニアス・モンクや、ピアニスト、カーラ・ブレイ等か連日連夜出入りしていた。
驚くのは、その様子をユージン・スミスが8年に亘り何千枚もの写真を撮り、彼らの演奏や会話を録音していた事である。
<この後、ユージン・スミスは水俣病患者の実態を世界に写真で発表し、第一線の写真家として、再度世界に認められる事になるのであるが、きっとユージン・スミスは若きジャズミュージシャン達からアーティストとしての表現力を呼び起こされたのであろうな、と思った貴重なドキュメンタリー作品である。>
<2021年12月25日 刈谷日劇にて鑑賞>
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