「これぞ悪役」モンタナの目撃者 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ悪役
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9月3日は洋画が勢揃い。その中でもあまり目立っていたなかった今作、蓋を開けてみたらびっくり!結構面白かったです。隠れた良作とはこのことです。
まず今作の魅力は悪役が悪役を全うしていることです。パトリックとジャックが躊躇なく一般人を銃殺したり、ボッコボコにしたり、遠距離から銃をぶっ放したりと、妊婦を殺すことには抵抗があるけれど、子供を殺すことに躊躇いがないのがいっそ清々しいと思えました。全く共感できない悪役、久々に見れた気がします。このキャラクターを見るだけでもこの映画を見た価値は充分にあります。
その悪役が放った火が山火事になって、主人公のトラウマを思い出させる演出も簡単なものでありながらとても見応えのあるものになっていました。中盤から山火事と同時進行で問題を解決していく流れもとても良かったです。
女性の強さを堅く描いていたのもこの作品を語るに捨てがたいです。乗馬したり、散弾銃で撃ちまくったり、火を使って撃退したりと、強さが経験から活きるものでもあったので、説得力もありとても良かったです。
超本格的なサバイバル劇を100分という尺で観られたことに感謝です。充実した時間が過ごせました。
鑑賞日 9/5
鑑賞時間 16:55〜18:45
座席 J-11
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