劇場公開日 2021年9月3日

  • 予告編を見る

「なかなか見応えあり」モンタナの目撃者 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なかなか見応えあり

2021年9月5日
Androidアプリから投稿

意外と言ってはなんだが、低予算(?)の割にはハラハラドキドキさせられて見応えがあった。
尺が短い分、ストーリーの繋がり的に少し雑な部分もあったりするが逆にダラダラと無駄な構成が無いので終始飽きずに見られた。
猛威を奮う自然環境と武装グループと対峙しながら孤立無援の主人公が脱出を図るという内容は何となく、随分昔の織田裕二主演の「ホワイトアウト」を思わせる感じだった。

それにしてもアンジェリーナ・ジョリーは相変わらず美しい。殺し屋役のニコラス・ホルトにボコられてズタボロになっても、山火事の煙を浴びて煤だらけになっても、凛とした表情は違和感など忘れさせてひたすら美しい。
(下着1枚になる着替えのシーンは要らないと思うが)

あと、個人的にはもう一人の殺し屋役のエイダン・ギレンのかすれ気味の渋い声が良かった。この人は「ボヘミアン・ラプソディ」のジョン・リード役で見せたようにクールな役が合ってる。そういう意味で冷酷無比な殺し屋役はピッタリはまってたと思う。

藤崎修次