「これぞ娯楽映画!子供向けと侮るなかれ」パウ・パトロール ザ・ムービー romiさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ娯楽映画!子供向けと侮るなかれ
TVアニメが始まったばかりの2,3歳ごろ息子がドハマリしていたパウ・パトロール。少し大きくなって正直だいぶパウパトからは離れていたのですが、映画館デビューにちょうどいいかなと思い連れて行ってみました。
あくまでも子供を楽しませるため、だったつもりが、なぜ私が泣いてるのか…笑 冒頭も冒頭、いつものように誰かのピンチを救うためパウパトメンバーが出動し、あの音楽が流れ出した瞬間、自分でもびっくりするけど泣いてしまった。なんでしょうね、子供を自宅保育していた数年間、ずーっと一緒にエンドレスで見ていたアニメが、映画館のスクリーンに映っていて、なんか感無量になって。子犬たちの毛の質感とか子犬らしい動きにも感激して。普通に泣いていしまった。
そして、いつもかっこよくて頼りになるチェイスが幼少期のトラウマのせいで動けなくなり、自信を失くして落ち込む姿にも泣いて、そのチェイスが大好きなケントを救うために勇気を振り絞ってトラウマを乗り越え自信を取り戻す姿に号泣して。
まあ私の涙はさておき、子供向けアニメ映画と思いきやなんのなんの、王道展開をしっかり押さえたストーリーとがっつり気合の入ったアニメーションとツボを押さえた劇伴と音響に問答無用でわくわくさせられ、笑いあり涙あり、これぞ娯楽映画!というすばらしい作品でした。幼かった息子も90分間しっかり集中して笑ったり固唾を飲んだり楽しんでくれました。
配信始まってすぐ購入し、何度も見ています。きっと子供が大きくなってからも観るたび幼少期の大変さと楽しさを思い出しては懐かしさに震える気がします。