「正直何回も泣きそうになりました」パウ・パトロール ザ・ムービー やまさんの映画レビュー(感想・評価)
正直何回も泣きそうになりました
期待以上です。
CGのクオリティお見事。
パウパトロールメンバーの毛並み、ケントのそばかす、アドベンチャーシティの風景などなど、とてもリアルです。
しょっぱな、タルボット船長が出てきた時に、人間のCGに良い意味で違和感を感じました。
グッドウェル市長の出番は少なく、ライバール市長がホントに嫌な役をとことん貫いてくれます。
リバティ役の安倍なつみさんの吹き替えも上手でしたよ。リバティにも、エベレストの「~っしょ!」みたいな決めセリフがあり、耳に残りますね。いつも思いますが、パウパトロールに登場する女性陣はとても意思がハッキリしていて、グッドウェル市長やケイティなどの人間ももちろんですが、今回はスカイが持つハートの強さを感じました。雷と嵐の空へ、ひとりで飛び立つ姿には震えました。雷を見て「うぅ、キレイね」って...笑。
リバティはとことんポジティブキャラです。
チェイスが自分の過去と向き合うのがメインですが、「ヒーローだって怖いものはあるよ。怖さから逃げ出さず、乗り越えるんだよ」みたいなセリフが、4歳の息子の心に刺さればいいなと願いました。
そしてサントラが最高です。マルーン5のアダムレヴィーンがテーマ曲を作ったのも驚きですが、物語の中ではガンガン洋楽が流れます。どれもアップテンポで、パウパトロールのビークルが走り抜けるシーンにピッタリでした。
個人的には、おなじみの「パウパト~パウパト~全員集合~」の部分がオーケストラ風に流れるたび泣きそうになりました。お聞きになりたい方は、YouTubeで「パウパトロール おやつにメロメロ編」で調べてください。序盤に流れてくるBGMがそれです。
物語ラスト、街のピンチから人々を救うため、パウパトロールが出陣するシーン。パウパトロールメンバーに入りたいけど、自分はオンボロのカートしか持っていなくて落ち込むリバティのために、ビークルを用意してあげるケントに惚れました。ここで例のBGMが流れるのですが、もう涙こらえるのに必死でした。
トータルして、小学生でも楽しめるんじゃないかと思いました。今回のビークルはめちゃくちゃカッコいいですよ。チェイスなんて変形しまくりです。
どうしても目立ちにくいロッキーやズーマも、しっかり仕事をこなしています。
ロッキーなんて街中にちらばったゴミを高速バックしながらかき集めてました。すご。
長くなりましたが、ほんとに観に行って良かったです。DVD出たら買います。製作者の方々、心に残る作品をありがとうございました。