劇場公開日 2022年1月28日

「問題は構図と余白。コンセプトは悪くないのだから。」前科者 マツドンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0問題は構図と余白。コンセプトは悪くないのだから。

2023年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1つの事件に関わった人物が、保護司と刑事になり、犯罪者へのスタンスを異にする、という設定は悪くないように思います。

でも、語りすぎ。
見る人を一人残らず、ゴールまで誘導しますよ、「はいはい、こちらへ。次は、あちらへ」って感じは、ちょっと・・・。
読解力がかなり劣っている人たちが観客、という販売戦略なのかな。

展開の無理さ加減も、ちょっと・・・。
一番の肝は、工藤誠が病院で弁護士を殺害しようとする件。ありえないでしょう。
自分が工藤誠なら、やっぱり父親を殺しに行きます。
周辺ばかり殺されて、なんかね~。
その他、不自然な展開、いろいろ。

コミック原作に引きずられるのだろうけれど、
映画への落とし込み方しだいでは、もっと説得力のあるいい作品になったのでは。もったいない。

マツドン