「重いなあ」前科者 51さんの映画レビュー(感想・評価)
重いなあ
始まってすぐ、あ、この映画、重いなあと思いました。でも重い映画は苦手じゃありません。「楽園」とか「一夜」とか。
ただ、今なんか明るい映画を観たがっていたのでそう思いました。
とは言っても、うかうかすると最近すぐ上映が終わってしまうので観てよかったと思います。
有村架純と森田剛が好きなので絶対観ようと思ってました。
映画はいろいろなことを教えてくれます。俺の上司も保護司をしてました。この映画を観るまで手当て、報酬が少しは出ているのかと思ってました。
そうか、上司は自腹で北海道にその子の家財道具を送ったのか。忙しい中無報酬で彼と会話し見守っていたのか。
日本はボランティアに甘えていると思います。自治会役員、交通指導員…。そのうち立ちいかなくなるんじゃないか。
中でも犯罪を犯した人間に寄り添い守るなんて。報酬があるからやるというものでもないけど善意に甘えて任せたままというのは無理があると思う。
有村架純も言っていたけど人にはそれぞれいろいろな過去がある。その過去の影響で進む道も変わってくる場合がある。
幸い俺はそんなことが何もなく過ごしてしまっているけど、一つ違えば重い過去を引きずる人生を歩まなければいけなかったかもしれない。
森田剛、ヒメアノールのような強烈な個性を出す場面はありませんでした。
でもあの自分の気持ちを爆発させることができない工藤誠のもどかしさを森田剛なりに表現していたんだと思います。
今後もいろいろな役で森田剛を観てみたいと思いました。
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