「むしろ保護司ってタイトルでもよかった。」前科者 はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
むしろ保護司ってタイトルでもよかった。
元受刑者の再出発への第一歩を見守り、支援する保護司。殺人で服役した工藤誠の保護司となった阿川佳代。その更正を手助けしていた最中、近くで連続殺人事件が起こり真面目に働いていた工藤が姿を消すというストーリー。
保護司はあくまでも対象者の今を見ている。その人物の過去や本質の全てを知っている訳ではない。自分に見せていた姿が本当とは限らない。その現実を突きつけられ苦しむ佳代。でも関わった以上真実を知りたいと工藤の過去に触れながら行方を追う。その中で自分自身の過去とも向き合ってゆくことになる。
サスペンス要素盛り沢山で見応えはあったんですけど、かなり都合良すぎの展開で3回くらいげんなりしてしまった。銃強奪は1映画1回が関の山でしょう。警察無能か、ってなります。実のヴィジュアルキャラみたいなのもなんか違う気がする。
これ観て何より衝撃だったのは保護司がボランティアってことでした。よほど人生経験積まないとできないことのように思うけど、実際は若い方もいらっしゃるのかな。頭が下がります。
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