「ヒマなら見てね」〈主婦〉の学校 はなもさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒマなら見てね
主婦の学校 と言うから主婦になったヒトが学ぶ学校かと思ってが、地球温暖化の影響で、これまでの生活が維持できなくなった時に役立つ事を学ぶ学校だった。
便利なもの、豊かなものばっかりを追い詰めるのではなく、それまでに培った事柄や手仕事を丹念にやっていく事の大切さがわかった。そしてこの映画を見て幼い頃の祖母を思い出した。
ばあちゃんは、シャケの頭をザックリ落として鍋煮てた。梅干しをひっくり返して陽に当てたり、反物の洗い張りをしたり、ぬか漬けかき回し、あねさんかぶりをして、布団の綿入れをし、胡桃の実をほじって、胡桃豆腐を作り、ストーブの上で煮豆をコトコト煮て、遊びに行くと、笹巻き、ゆべし、たまにフレンチトーストを作ってくれた。そして背を丸めて、古いセーターを解いた毛糸玉を転がしながらいつも夜なべで鍵編みしてた姿を思い出した。
なんだ、それとおんなじじゃん。
ドキュメンタリーにしては、それぞれの過程がキチンと描かれて無かったが、学校の在り方はよくわかった。最後、アイスランドの女の子たちが集合するが、皆、長い髪で、おんなじような恰幅よい体型なんだ!とそれにビックリしてしまった。
コメントする