宇宙の法 エローヒム編のレビュー・感想・評価
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三部作の二作めらしい戦いのお話
幸福の科学によるアニメ三部作の二作目という事ではあるが
前作からのそのまま続きというわけではない。
しかし悪魔側であるダハールだけは
再登場である。
地球神の神様はアルファ様から今回は
エローヒム様にバトンタッチらしい。
主人公的な勇ましい中心キャラはザムザからヤイザエルという女戦士に変化。
彼女は悪魔的宇宙人からの攻撃から地球の危機を救うためにベガからやって来たという。
前作よりは数千年?経過しているらしい地球の時代設定である。
基本的にはエローヒム様が支配、指導している地球人対、悪魔側宇宙人の戦いが中心の物語。
前作より映像的には派手で美しい。
敵側もパワーも組織力はアップしている。
とまあ、前作が満足した人には今回も満足かと思います。
テーマとメッセージ的にはわかりやすい。
しかしわからない人にはまったく理解出来ないかも知れない。
信者さんなら大丈夫でしょう。
結局はエローヒム様が圧倒的に強く、
今回もエローヒム様の力で最後にダハールと敵側を打ち負かしてしまう。
最初からエローヒム様が戦えば何ら地球人に犠牲者は出なかったはず。
もちろん地球人側はエローヒム様の力で
生き返る事も可能である。
地球人はまた平和な世界となる。
しかしダハールは今回も宇宙に逃げてしまう。
それを追うヤイザエル。その結末は描かれていなかった。
そこは第三作めに続くと思わせるエンディングである。
ストーリーは勧善懲悪の王道であるが
よく見るとそれだけではないメッセージ性も感じられた。
なぜ地球にいろいろな種族がいて
なぜ地球で生きているのか?
なぜ正義的な宇宙人がいて、悪魔的な宇宙人もいるのか?
なぜそこに戦いが起きるのか?
地球人の神様はそれをどう見て、どう考えているのか?
ある意味で哲学的であった。
単なるファンタジー性もある空想的なエンタメアニメ作品ではなく
現代の地球世界にも当てはまるような
問題と課題、解決法のヒントがあるような気がしました。
そういう見方も出来るかも知れません。
個人的には今回作品のそこに興味深さを感じました。
しかしそういう見方をする人は多くはないと思います。
また、巨大なパンダに変身して敵と戦う元は地球外から地球にやって来た宇宙人であり、地球人側の女性?兵士が強かった。カンフーパンダみたいで良かった。
アモール様が中心のこれまた強い地球人に味方する軍団も最強である。
しかしその軍団内のメンバーのルシフェルのくだりは知ってる人にはわかるが、知らない人にはこの作品だけでは理解しにくい部分。説明が中途半端な部分。
次回作でそれが詳しく描かれるのかも知れないなと思いました。
このシリーズの完結篇とされる次作の公開は3年後くらいかな?
観どころ満載の映画
私は信者だが、この映画は2度目でやっと理解できた。
確かに1度観ただけでは理解しがたい設定が多く、戸惑いが躓きとなってしまうことがあったかもしれない。しかし、2度目からは多くの観どころを発見できた。
まず1つ目は、ヤイザエル役C.V.の千眼美子さんの芝居だ。
他の声優陣に一歩も引かない存在感を示していたと思う。例えば、銀河さん、置鮎さん、大原さん、伊藤美紀さんなどの大御所や新井里美さん、村瀬さんのような若手トップ声優と互角以上に渡り合えるってどういうこと?と感じた。
2つ目は、説教臭くない自然なストーリー展開だ。
宗教映画というのは難しく、中身に「教え」が含まれていないと全く意味がない。しかしその「教え」を強調すればエンターテイメント性は失われ面白みのない内容になってしまう。しかし。今回は流れの中で「教え」が自然と理解できるような脚本になっている。
3つ目は、地球会議での議論だ。
ここはこの映画の中でも極めて重要だ。この地球を邪神の使いダハールから守るため各惑星から義勇軍を招聘し、地球人と共に戦うという壮大な場面。しかし、実際の地球軍は傭兵の寄せ集め的な部分がありまとまりに欠けていた。そこでなぜ戦うのかのそもそも論を展開するのだ。
ダハール軍が今にも攻撃してくるのにそもそも論を展開する、ここがこの映画の肝だということ。
4つ目は、この映画はフィクションではないということだ。
確かにヤイザエルは千眼さん用の架空キャラであることは仕方がないが、他の殆どの設定が事実であるということ。(もちろん、信じるか信じないかはあなた次第だが)
中でも注目に値するのはベガ星の三種の神器だ。宝刀、鏡、鉱石。
これは日本の神話である古事記にもあり、現在の皇室まで引き継がれている神器と酷似している。というより日本神道のそれと全く同じだ。
これは何をいいたいのかだが、この真実が明かされるのは3年後の「宇宙の法 何とか編」に期待したいと思う。
まだまだ観どころは沢山あるが別の機会としたい。
闇宇宙ダハールの隕石爆弾攻撃は圧巻
過去「宇宙の法」は2作品作られていて続きなのかと思っていたが今回は登場人物がガラッと変わっていた。
ゆういつ一貫して地球を滅ぼしにくる裏宇宙のダハールは3回とも登場して来る。冒頭ダークマター隕石爆弾を使ってケンタウルスβ星のエボル大将軍とダハールは地球を攻撃してくる。この宇宙の暗黒物質ダークマターがダハールに影響されているとは初めて知った。
最初から度肝を抜かれて衝撃的なスタートだった。さらに地球と姉妹星のベガ星の虹色に輝く美しさ。人々は調和と変化の中にあって主神ヒーム様の元で魂修行をしている。そのベガ星から地球防衛の為に送られてきたヤイザエルがキャラが立っていた。声は千眼美子が担当していたが演技が上手い。終盤ダハールとヤイザエルの闘いも見逃せない。
ブラックホールから送られてくる暗黒物質ブラックマターが巨大な蜘蛛に変化し青く美しい地球🌏が滅亡か⁉️
作中エローヒムシティの水の映像は今まで見たことがないくらいアニメでここまで表現出来るのかと驚きました。虹色に輝く魚達、古代魚、水中の映像を見てるだけで癒される。
音楽と映像美が御伽の国へと見てる者を誘う。
3次元の物質世界から見たら4次元の実在界はこんな美しさなのかと心洗われる美しさです。
HS映画は毎回進化し続けていますが今回はさらに飛躍的進化を遂げていると感じました。
ダハールは毎回懲りずに地球を攻撃します。最後にバイキンマンのように「覚えてろよ」バイバイキーンな感じでダハールは退場。
ダハールが可愛く感じてしまいます。勧善懲悪な戦闘ファンタジースペースオペラ映画の「宇宙の法 エローヒム編」是非お勧めします。ストーリーが普通の映画の7倍楽しめる作品だと断言出来ます。本当度肝抜かれます。
地球の守るべき価値とは何か…
最初から最後まで息もつかせないストーリー展開で、
物語の冒頭から地球の絶体絶命の危機で始まり、
その危機を救った異星人の女戦士が颯爽と現れるところから
物語が始まります。(この女戦士が主人公)
彼女は、地上にて平和ボケ?した人類に戦う姿勢を教えつつ、
自らも地球的な正義(善と悪)について理解を深めていきます。
「宇宙の法」の世界観…人類創世の秘密を知るには、
物語の中盤で登場する「地球会議」のシーンは重要です。
「地球の守るべき価値」とは何か…
地球人の防衛司令官に続き、異星人である主人公が応えます。
主人公が大団円の感傷に浸ることなく、
ダハールを追って宇宙の彼方へと去ってしまうラストが、
どこか、後味の良い「潔さ」を感じました。
映像的には水と光の描写は絶品で、音楽も素晴らしい。
ただ、大気圏外での戦闘シーンはやや見劣りを感じました。
観るべき点は水の描写のみ。
開幕で、黎明期編を観ることが前提のような視聴者置いてけぼりの説明。急に独特な世界観を説明されても理解が追いつかない。
人外の種族は輪廻転生して人間に生まれ変わるという設定も、さも視聴者が既に理解している事を前提かのように語られるため、観ていて混乱した。
キャラクターの人格もあってないようなもの。原作者の思想をキャラに投影して喋らせている印象が強い。急に「地球は魂の修練場」だの「愛と自我犠牲の精神が云々」だの抽象的な事を語られても共感出来ない。それならば、原作者が個別で説法すればよっぽど趣旨も分かるしやり方も理解出来る。活き活きとした人格を有しているのは作中の敵キャラのダバールくらい。
主人公格のヤイザエルのキャラもブレブレ。最後の扱いも酷い。ベガ星における屈強な星の守護者という設定なのにも関わらず、ラジミールが戦死した際に少女のように蹲り泣き叫ぶとはどういうことか?これまで数々の星を護ってきたのでしょう?その間に少なからず犠牲はあった筈であり、設定と行動がチグハグ。ダハールに倒され、エローヒム神の力で蘇生し覚醒させたいというシナリオを描きたいが故に、そのような脆い性格にしたのではないか?と疑ってしまう。
挙句、地球侵略を諦め逃走するダハールを「出前に行ってきます」と言わんばかりのノリで追走し、それで作中から退場。パングルの取ってつけたようなセリフ一つで、ヤイザエルのあんなアッサリとした退場に視聴者が納得するとでも思ったのだろうか?
作中のメカ・モンスターデザインも流行所から好きなものを摘んできたかのような印象。一つ一つのデザインは悪くはないのだが、全体的に纏まりがない印象。…デジモンの世界観に聖闘士星矢風の造形の人間同士が闘い、宇宙からガンダムの戦艦群が迫ってくる、と言えば未視聴者にも伝わるだろうか。
尚、既に何人かが挙げている様に、水の描写だけは腰を抜かすほど美しかった。
総じて、原作者の抽象的な価値観をキャラを通して押し付けたいという印象しか残らなかった。
暗い映画館の中で眠ろうにも、虫唾が走るような歌詞の主題歌がちょくちょく挿入されるため、睡眠にも適さない。
異常な程美しい水の描写を見たい人にはお勧め出来るであろう。
地球人必見の映画!
とにかく壮大なスケールで1億5千万年前の地球を描いた作品でした!ヤイザエルがかっこよすぎました!
過去の話ではあるが、現代の私達が目指すべき方向を示している映画だと思いました。
ヤイザエルのようなヒーローになりたいと思いました!何度でも繰り返して見たい映画です!
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