「男のいない女」ムーンライト・シャドウ タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
男のいない女
ドライブ・マイ・カーは女のいない男だったが、こちらムーンライト・シャドウは男のいない女が描かれる。村上春樹も吉本ばななどちらも、世界的な評価をされている作家なので、日本の作家原作で世界への売り込みも目指しているのかもしれない。脚本がハッピーアワー組の高橋であるため、観てみたが高橋が得意としている対立がほぼない。ボケ多めのカメラワークは叙情的だが、ストーリーを牽引していくことは薄い。メ~テレは挑戦的な作品を制作しているが、今作は味が薄すぎるように思う。ファッションには力を入れているので、ファッションきっかけで人気が出ることもあるが、映像的にいちばん楽しいのはピタゴラスイッチでしたが、ピタゴラスイッチのカメラワークをもっと踏まえてほしい。編集の楽しさはあるがそれも人を選んでしまうかもしれない。ヒイラギ君もおしゃれなのだけれど、ルパンみたいなモミアゲはなかなか珍しい。若者の間で流行っているのか?
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