「銀河一クールで最高なマヌケ共」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 桜さんの映画レビュー(感想・評価)
銀河一クールで最高なマヌケ共
今年1の映画出ちゃったかもなぁ。
本当に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のラストに相応しい超大作だった!
今回はアライグマのロケットがメインということで、ロケットの過去を掘り下げて解決って感じかな、と、こんなくらいにしか想像してなかった私がバカでした。
メンバー全員の過去や現在においての蟠りをちゃんと全部回収し、三部作の三作目としては最高な仕上がりになっていると思う。
クィルはガモーラの事は勿論、幼少期の思い出から「地球嫌い」となってしまった事までしっかり着地させていて、最後の最後まで泣きっぱなしだった。
ガモーラの弔いも出来たかな。
別の次元のガモーラが仲間になるんじゃ違うよなというファンの思いもしっかりわかってくれていて嬉しい反面、もうガモーラには会えないんだなという悲しさでも泣いてしまった。
妻と子供の敵でもあるロナン、サノスを討ったものの、愛する家族を失った傷はなかなか癒えなかったドラックスも、孤児たちの父親としての道を切り開いた。
成り行きでガーディアンズに加入したマンティスも、自分で道を探すために離脱。悲しいが、自分の人生を歩まないとね。
グルートもどんどん強くなっていて(vol.1より多分強い)、唯一の欠点、魅力でもあったが''I am Groot''のみでしか出来なかった会話も、''I love you guys''という、アンドリュー・ガーフィールドのピーターパーカーを彷彿とさせるようなワードが聞けて、もう号泣。
ネビュラも、初登場からサノスやガモーラへの恨みから愛を知らず、冷徹な殺人兵器として生きていたが、様々な経験を通して、笑い、泣き、本気で怒れるようになっていて、ここでも思わず涙。
2人で生き残り、支え合ってきた家族であるロケットを助けられて本当に良かったね。。。
そしてなんといっても、ロケットにこんな辛い経験があったなんて、、、。
そして今まで「ラクーン(アライグマ)」と呼ばれることへの嫌悪感も、本当にアライグマだったから払拭し、過去に決着をつけて、インフィニティーウォーでも言っていて、憧れだった新しいガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーとなった。
本当に生きててよかった。。。本当に。
そしてラストシーンの''Come and Get Your Love''でも涙。
あのタイミングであの曲はずるいってー。。
いつものメンバーだけでなく、ソヴリン人の事、ネオアースのキャラクター達、クラグリンが師匠であるヨンドゥのように矢を飛ばせたこと、全てに笑い、涙した。
音楽も最高にクールで、アクションシーンも見応え満載、最後のバトルはもう堪らん!!!
特にガモーラのバトルシーンが見れて良かったなぁ。
そして、「伝説のスター・ロードは帰ってくる。」。
よかったー。
ガモーラを演じるゾーイ・サルダナ、ドラックスを演じるデイヴ・バウティスタ、マンティスを演じるポム・クレメンティエフ、さらにはジェームズ・ガン監督のMCU引退は決定しているとの事だが、クリス・プラット達はまだ出てくれると思うと、今後の活躍が楽しみだ。
とにかく最高でした!これに尽きる。
YOUさん、コメントありがとうございます✨
ジェームズ・ガン監督が「自分以外のガーディアンズは考えられない」と言及しており、またラストシーンの新ガーディアンズにドラックス、マンティスがいない事から、リキャストは考えにくいと思います。
何よりリキャストはファンが納得しないかと。