「No Woman No Cry」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
No Woman No Cry
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MCUフェーズ4最終作、前作もといティ・チャラ、チャドウィック・ボーズマンという偉大な存在に立ち向かう今作、正直MCUとしてはあんまり、フェーズ4の中では一番下だなと思える作品でした。
まずチャドウィック・ボーズマンの追悼映画としては満点だったと思います。製作陣、役者陣、その中のキャラクターたち、そして観客全員が彼を、ティ・チャラを愛していたんだなとひしひしと感じました。彼で彩られたマーベルのロゴ、彼の勇姿が映るエンドロール、一時代を築いたスーパーヒーローはこれからも強く胸に残ると思いました。
ただ、それ以外は映画としてどうなのかという残念さが漂っていました。
アクションシーンは基本的に集団戦が多く、槍で突き刺したりぶっ飛ばしたり、空中戦もあれば水中で戦うなど、バリエーションは豊富ですが、終盤にゴソッと固められており、アイアンマンとアクアマンがどうしてもチラついてしまう感じになってしまっていました。すごいと思えるアクションが無かったのもありますし、アクションスタイルのチェンジもそこまで良いものではなかったと思います。
物語も壮大では無く、戦争はなぜ起こるのかというテーマをエンタメに落としきれていない気がしました。製作陣も縮めて縮めて161分だったんだと思いますが、長い割に内容が無いという感じでした。
期待はあまりしていませんでしたが、少し頭を抱える出来になっているとは思いませんでした。フェーズ4はこれで終わりで、フェーズ5へ向かいますが、アントマン&ワスプ、頼んだよ。
鑑賞日 11/15
鑑賞時間 11:30〜14:30
座席 L-8
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