「ウサちゃんの凶暴」ソー ラブ&サンダー bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
ウサちゃんの凶暴
イヤ、ここは笑うとこですか?と思いきや。ジョジョ・ラビットの自己パロディ?でもでもでも。それは凶暴過ぎるじゃろw
この子供達がオチに絡んで来るとは予測してましたが、まさかの全員参加。ウサちゃんのぬいぐるみ含めて。これは予想外でバカ受けしたw
マーベルではタイカ・ワイティティが監督を務めるソーのシリーズが自分の感覚に合っている、って言うのがあります。コメディ要素の挿入の仕方といい、メリハリの利いた展開といい、妙に「熱血漢」しないところといい、今はソーが一番好きかも。
ジョジョ・ラビットがアカデミー候補だとかなんとかになっちゃって。おそらく一番戸惑ったのはワイティティ本人じゃないかと。脱力しながらチクリと刺し。で刺した後は、またまたコメディに戻ってフッとさせてくれる。力みのなさが良いんですけど。で、その力みのなさがソーでも魅力になっていて。
少年少女がメインターゲットになるはずのマーベル作品。その基本に立ち返ったストーリー。健全に勧善懲悪しながらも、タイトル通りに「愛」をしっかりと訴える落とし方。ほんとに良く出来てる脚本だよ、って思います。と、それをノリノリで楽しむための映像化技術の素晴らしさ。エンタメ作品として、これ以上のものはないだろう、って言うクオリティは、鑑賞料金以上の価値がある、と断言できます。
またまたまた。
締め方が良いもの。少年少女がキャッキャしそうで、痛快です。
それとですよ。
ナタリー・ポートマンに触れない訳にゃイカンだろうと言う事で。なんか。今一つスッキリしない作品続きのポートマンですが、こういうエンタメ作品にもガンガン登場して欲しいんですけど。肩ひじ張らずに。力まずに。オマケ映像の楽しいそうな笑顔が印象的でしたが、あそこで地味にガッツポーズなんかしても、なんて思いました。
楽しかった。とーっても。