「「アベンジャーズ」とはほとんど関連性がないところに物足りなさも感じるが、「ソー」の続編として存分に楽しめる」ソー ラブ&サンダー tomatoさんの映画レビュー(感想・評価)
「アベンジャーズ」とはほとんど関連性がないところに物足りなさも感じるが、「ソー」の続編として存分に楽しめる
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MCUの映画は、毎回、その着想に唸らされるが、今回も、ムジョルニアの復活とジェーンの再登場を合わせ技(力業)で実現させてしまうアイデアに恐れ入る。しかも、単にジェーンを復帰させるだけでなく、彼女との「長いお別れ」の話にもなっているところに、グッとくるものがある。
その一方で、ソーとムジョルニアとストームブレイカーの微妙な三角関係にも笑わされる。見るからにストームブレイカーの方が強力そうだし、劇中でも重要な役割りを果たすのだが、ラストシーンでソーか手にしている武器を見ると、やはり相性みたいなものがあるのだろうと納得してしまった。
「永遠の門」で、ゴアの娘を甦らすことができたのなら、ジェーンだって治すことができたのではないかと思っていたら、エンド・クレジットの後のシーンで、ちゃんとハッピーエンドになっていて、救われた気がした。
ゼウス以外は、ゴアも含めて皆幸せになって、まさに「めでたし、めでたし」となるのだが、その能天気さを素直に嬉しく感じられるところも、この映画の魅力だろう。
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