「サム・ライミ色全開のマッド・ユニバース!」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
サム・ライミ色全開のマッド・ユニバース!
マーベル・シネマティック・ユニバース第28作。
ドクター・ストレンジ・シリーズ第2作。
IMAXレーザー・3Dで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読です。
サム・ライミ監督のスタイルが全開でした。十八番のホラー演出(効果音なども相まって本当にビビりました。このホラー感はMCUで一番かも…)とグロ描写はもちろん、「スパイダーマン」三部作を彷彿とさせるダイナミックなアクション・シーンも満載で、興奮しっぱなしの126分でした!
ドクター・ストレンジが立ち向かうマルチバースの脅威は、期待と想像を遥かに超えるものでした。美しく独創的なビジュアルのマルチバース描写に圧倒されっぱなし…
ヴィランはスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフであり、別のユニバースのストレンジ自身であり、錯綜するマルチバースそのものでもありました。まさにマッドネス…
怒涛の展開といくつものとんでもないサプライズ(イルミナティのメンバーがすごすぎる!―チャールズ・エグゼビアにジョン・クラシンスキーのリード・リチャーズ、さらにキャプテン・カーターまで!―でも扱いが雑じゃない?)が飛び出したストーリーの面白さも去ることながら、マルチバースを行き来出来る新キャラ、アメリカ・チャベスの登場(彼女のオリジンとしても機能していた脚本の巧みさに脱帽…)によって、MCUはさらに拡大していくこと間違い無し!
マルチバースの扉が開かれたことによって、もはやこれからどうなるのか、まるで予想がつきません…。悪く言えば、なんでもありな展開が待ち受けていそうです。一応別のユニバース同士が接触するとどちらかが崩壊すると云うルールが披露されたので、ある程度のブレーキは効きそうですが…
いったいどこまで我々を連れて行ってくれるのか…?―無限に存在するマルチバースの如くどこまでもどこまでも、そしていつまでも、楽しませて欲しいなと思いました。
いつもの如く、次作へのブリッジも…
ドクター・ストレンジが三つ目がとおるになっちゃった!
そして突然のシャーリーズ・セロン…あんた誰や!?(笑)。
[余談1]
私が観た回は満席でした。
こんなの久しぶり。とても嬉しい空間でした。
[余談2]
MCUがより一層一見さんお断りシリーズになっていく…
本作から本格的に、Disney+にて配信されているドラマ・シリーズとの関連性が強まって来ました。
決して必須とまでは言いませんが、「ワンダヴィジョン」を観ていると、より楽しめるのではないかと…
未見の場合、ワンダが何故ヴィランになってしまったかの背景説明が殆ど無いので(セリフなどから想像することは出来ますが)、少々分かりづらいことは否めず、ワンダが迎えた結末についてもカタルシスが薄まってしまう懸念があり、ここは評価が分かれて来るところではないかなと思いました。
欲を言えば、「ホワット・イフ…?」も観て下さい…(笑)。
[余談3]
本作とは全然関係無いですが、「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の特報が本作上映前に流され、パンドラの海の青の圧倒的な美しさに息を呑みました。
※以降の鑑賞記録
2022/08/16:Disney+(4K UHD・IMAX Enhanced・吹替)
シャーリーズ・セロン、
役名確かクレアでしたっけ
(おバカ映画の
ワイスピでもお馴染みになってきましたが笑
まぁあれはあれで好きです)
あと死霊のはらわたⅡの
ファンも歓喜なシーンが数えたら幾つかありました👍
&サム・ライミは大のアメコミ好きなので
原作ファンが喜ぶシーンが一番多く感じましたね
(私は未読ですが😅)
めっさ演出力ある
ド派手版ザック・スナイダーみたいな
のがサム・ライミだと今回よくわかったです
どちらとも原作愛が凄まじいですね👍👍
次はタイカ・ワイティティの逆襲ですね!
ソーはもっと
ドえらいことになりそう…
私も突然のシャーリズ・セロンは誰?…と思いましたが、調べたら、
クリスティーンと別れた後、ストレンジのパートナーになる原作コミックにも登場する女魔術師ヒーローらしいです。
シャーリズ姉さんもいよいよMCU参戦ですね。